
イーハトーブトライアルに出場した服部聖輝(Photo:藤田秀二さん)
往年のビッグなライダー、服部聖輝がイーハトーブトライアルに参戦した。すでにその名前を知らない新世代のトライアル愛好者も多いかとは思うが、80年代までのトライアルを愛した熟年層にとっては、この名前は日本の勇気であり誇りであり宝物だ。
今回は、服部自身が世界選手権を走っていた時代の年式のマシン、ブルタコシェルパTでクラシック(ツインショック)クラスに出場した。
服部は、1970年代後期から1983年にかけてイギリスとベルギーを拠点として世界選手権に参戦。1984年からは日本に戻って活動していた。
世界選手権では1980年と1984年に9位と10位に入ってポイントを獲得。今とちがってポイント獲得は10位までで、参加人数も圧倒的に多かったから、ポイント獲得は至難だった時代だ。1980年SSDTでは16位。1984年には登場したばかりのホンダTLR200RでSSDTに参戦し、200ccクラスで優勝するとともに19位スペシャルファーストクラス入賞。日本人最上位のこの成績は、いまだに破られていない。
近年はタイに在住して、現地でオフロードイベントなどを主催、あわせてタイや日本でオフロードスクールを開講しているが、今回は名門チームQQSCの河野佳美さん(マシンはやっぱりブルタコシェルパT)とともに参加している。
イーハトーブトライアルは簡単な気持ちで出場できる大会でもないが、漫然とおじさんになってしまっているのはつまらない。昔とったきねづかを(それぞれのレベルで)試すという意味でも、服部選手の今回のイーハトーブ参戦、いろんな指針となりそうだ。
写真はイーハトーブトライアル参戦中の服部さん。右は第1回イーハトーブトライアルの参加者でもあり、SSDTに参戦した服部さんを応援に行ったこともあるというキヨテルファンの山本修弘さん