雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

2002年、須藤晃一さん

突然ですが、こちらは2002年の須藤晃一さんです。2002年、全日本選手権近畿大会、猪名川サーキットに、観戦に訪れた須藤さんです。

2002須藤晃一さん

長く、四十雀の最年長といえば、この方でした。戦艦武蔵から生還された、大正生まれの大先輩です。

このTシャツは、1997年に自然山通信が創刊してまもない頃に、思い立って賞品にと主催者に送り付けたものです。会場は静岡だったかしら?

懇親会の会場で、じゃんけんをするなりして贈呈者を決めていただこうと思っていたのですが、どうなったのかを聞くと、そりゃ須藤さん以外にはありえないでしょう、ということで、無投票で須藤さんのものとなったようです。最年長ですからね。

Tシャツですから、わりと早くよれってしまうのですが、それから10年ほど出場を続けた四十雀トライアルとか、観戦に訪れた全日本とか、お会いすると必ず、このTシャツを着てくださっていた。自然山じじいは、すっかり須藤さんのトレードマークとなったようです。

ヤマハの重役を務められた堀内浩太郎さん(ヨット界ではつとに有名なボートマン)と最年長比べでは双璧をなしましたが、須藤さんのほうが1年弱お年上。須藤さんは大正の生まれ、堀内さんは大正15年(昭和元年)の生まれでした。

堀内さんは、木村治男さんに連れられて、今でも3年に1度ほど、四十雀に顔を見せてくれます。来られるときは、半年ほど前からトレーニングに精を出すということです。いっぽう須藤さんは、10年ほど前にトライアルをきっぱりやめられました。衰えたからだでみんなの前に姿を現したくなかったのでしょうか。

堀内さん、須藤さん、どちらもトライアルの、人生の、偉大な先輩です。