雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

光漏れするニコン

漏れてるのがわかります

 最近、古い機材をおもしろがって使っているけど、光漏れするニコン製品は古いものではなくて、新品です。そりゃ不良品じゃないかと思いきや、これはどうも、使い方をまちがってるんじゃないかと思うんだけど、それにしても、なんだかなぁという思いがあるので、書き留めておきます。
 これはニコンの接写用のアクセサリー、BR-2AとBR-3でございます。

 なにに使うかというと、説明するのがめんどくさい。レンズをさかさまにカメラにくっつけてより近い距離で写真を撮りたいときに使うのだけど、詳しいことはこちらをご覧いただけると幸いです。

Nikon BR-2Aリング・BR-3リング: “Haniwaのページ”作者のblog”

 リバースアダプターはBR-2Aだけあればよくて、BR-3はさかさまにくっつけたレンズの先を守るために、あるいはその先にフィルターとかつけたい場合に使います。ニコンのレンズはフィルター径52mmが基本なんで、カメラマウントがオスのBR-2Aには52mmのメスネジが、カメラマウントがメスのBR-3には52mmのオスネジがついているという代物です。
 で、いろんなところで紹介されているんだけど、両方とも52mmのネジが掘られているから、そのオスメスをくっつけると、カメラマウントのオスメスが両側にくっついているリングができる。これが接写リングとしても使えるというんで、なかなかお便利なアクセサリーとされているわけです。
 んで、これを使ってぼんやりカメラをのぞいていたら、キャップをしているのになにかが見える。

こんな具合です

 これがキャップをして撮った写真。最初はキャップがボロくて光が漏れてるのかと思いました。でもレンズを交換してもおんなじ。ちなみにこれ、シャッタースピードは1/4秒。ISOは4000でした。それでこれくらい写っちゃうくらい、どこやらからか、光が漏れている。
 あっち向いたりこっち向いたり、あそこを抑えたりここを抑えたりして、その原因がBR-3あたりにあることがわかったので、さらに調査したところ、この光漏れは、BR-3のバヨネットボタンあたりにあるのだということがわかりました。
 最初の写真は、その光漏れをわかりやすいようにしてみたんだけど、わかるかしら。漏れてるのは、下の写真のあたりです。

光漏れするニコン製品

 ただね、ニコンはBR-2をBR-3Aとくっつけると接写リングになるなんて一言もお勧めしていないわけで、その点、ニコンに瑕疵はないんじゃないかと思います。さかさまにくっつけたレンズの先頭につける分には、このくらい筒に穴が開いていたって、なんの問題もないし。
 でもちょっと検索すると、このアクセサリーを簡易接写リングとして使っている人はとても多い。みんな、光漏れ、気にしてないのかなぁ。高感度に強いα7なんかで使っちゃったもんだから、ふつうなら気がつかないような微弱な光線に気がついちゃったのかもしれないけど、ニコンにしてこんなお茶目なところがあるんだから、およよと思うような品質の中国製やロシア製のあれやこれやも、だいぶ許せる感じになってくるというものです。