雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

踏みまちがい1年生

生まれて初めてアクセルとブレーキの踏みまちがいをした。

代車で借りてきたフィット。

出かけようとして3メートル前進、10メートル後進、向きを変えて出かける手はずで、動き出す。

暖機中だからか、クリープがけっこうな勢いなので、アクセルさわらなくても前に出る。3メートル前進したから後進しようとクルマを止めようと思ってブレーキを踏んだら、アクセルだった。

おーっ! これがアクセルとブレーキの踏みまちがいかとびびって、あわててブレーキを踏みなおして、軽トラにもこれから薪にする木のかたまりにもぶつからないで済んだ。あー、びっくりした。いよいよ免許返上か。

しかして、ぼくがしっかりした運転手であると主張する気はないけど、あの状態で自分が踏んだのがブレーキだと信じるへっぽこ運転手だったら、まちがいなくブレーキを踏み足して、前に木があったらつっこんでいたし、歩行者がいたらなぎ倒してしまうだろう。

それからの道中、おっかなくて左足でブレーキ使って走っていたけど、ちょっとペースが上がると、右足でアクセルとブレーキを踏みなおしたほうが、慣れているからやりやすい(ぼく、カートに乗った経験がほとんどないんで)。ちょっと速いペースでいっしょうけんめい走っていると、踏みまちがいなんてやらかしそうにない。踏みまちがいする時って、ぼく個人の感想でいえば、ぼーっと運転している時みたいだ。

アクセルとブレーキ

降りる時、ペダルを見てみた。FRに比べるとFFはタイヤハウスの張り出しが大きくて、アクセルペダルが内側に追い込まれている。タイヤハウスがフットレストみたいになっているから、クリープで走った時には、ここに足を乗せていたんだね。そこからブレーキに足を踏み変えようと思うと、けっこう大きく左に足を移動させなければいけない位置関係になっている。ぼくの踏みまちがいは、この距離感覚をまちがえたせいだ。慣れないクルマに乗る時には、ペダル間の距離をものさしで測って、それをからだにおぼえさせてからでないとあぶないかもしれない。

その後、運転してて思うに、このクルマ、ブレーキペダルの位置がずいぶん高い。ATだからヒール&トウなんてする必要はないけど、これじゃハイヒールでも履いてないとアクセルを空振りしちゃうんじゃないかしら。アクセルとブレーキの距離もちょっと遠い気がするから、ブレーキを踏む時には思い切って足を移動しなければいけない。

もしかするとこのペダル配置を考えた人は、アクセルとブレーキの踏みまちがいがないように、ペダル位置を離したのかもしれない。でもそういう最近のクルマを知らないぼくの古い左足は、そんな左側にブレーキがあるとは思わず、このへんだろうと思って踏んでしまった、という事情もあったような気がする。

人のクルマに乗ると、クラッチのつながる位置がそれぞれちがって、最初はちょっとどきどきするけど、ペダルの位置がちがうとか、ハンドルを右に回すと左に曲がるとか、そういうクルマにはあんまり出会ったことがなかった。でもこれからは、エンジンをかける前に5分くらいはペダルの位置を確認することにしよう。クルマも、新しい人たちが設計しているから、古い感覚で運転するのはあぶないんじゃないかなと思ったきのうの話でした。

(キャッチの写真はhttp://girlschannel.net/topics/379367/からいただきました)