とってもかわいくて、使い便利もよさそうなので、ちょっと前に買って、山歩きに出かけるときにも(もちろんトライアルバイクで、だけど)リュックに放り込んでおいているBAHCOのレンチセット。ところがこのセットには重大な欠点がある。12mmがないのだ。12mmだけ別にボックスレンチを持っていくのはおまぬけだから、このセットに12mmを足してやろうと思ったのが締め切り直前。そして締め切り真っ最中で発狂しているときに、そのボックスは届いた。
ソケットレンチのボックスはコーケンがよいのだと信じている。スナップオンがよいという方はいらっしゃるけど、妙にぴかぴかしていてかっこよすぎる。ハゼットはけっこう好きだ。でも舶来ものは高いので、コストパフォーマンスが絶大ということで、コーケンが浮上してくる。某チームの監督さんも愛用しているということで、それがぼくのコーケン信望の裏付けだ。
このセットは1/4サイズというやつで、12mmのボックスは700円ちょっとだった。ついでがあったのでヨドバシカメラで注文したら、500円台だった。その代わり取り寄せ品ということで、少し時間が経って届いたのだった。
これ、左からもともとの13mm、そしてコーケンの12mm、もともとのBAHCOの10mm、8mm。コーケンの12mmはBAHCOのに比べるとむちゃくちゃ小さいし、短い。コーケンはもともとそういうもんなんだけど、こんなに小さくて短いとは思わなかった。
BAHCOのもともとのセットには、13mm、12mm、10mm、8mm、7mm、6mmが入っている。ネットとかで検索すると、13mmより12mmのほうがよく使うから、13mmをはずしてそのスペースに12mmを入れるといいという情報がある。でもコーケンの12mmはこんなに小さいので、13mmが入っていたスペースに入れると、ころころと落ち着かない。
ふと見れば、13mmよりも、もっと使わなそうなサイズがある。7mmだ。試しに7mmのあったところに8mmを入れてみた。入った。8mmの入っていたところに10mmを入れようとしたら、残念ながら入らなかった。でも10mmの入っていたところにコーケンの12mmは入った。ただしコーケンの12mmは背が低いので、奥まで押し込むと取り出すのがたいへんになると。入口だけちょっと入れるだけにした。
残りは10mm。入らなかった8mmのところに、上下逆さまに入れてみた。そしたら、ぴったりおさまった。これでめでたし。7mmはたぶん使うあてはないけれど、そういうときに限って、なんか使い道ができてしまうかもしれないから、大事にとっておくことにする。
BAHCOは大小のモンキーを愛用しているけど、モンキーレンチと並んで、この小さなセットはお気に入り。iPhoneを3つ重ねたくらいだから、ジャケットのポケットにも入ってしまうスグレモノ(死語)です。