雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

2017年の暑中お見舞い

すっかり夏になって、暑い。7月に北海道へ行って驚いたけど、北海道のくせに意外に湿度があった。うちも北海道並とは言わないけど、真夏でもたいてい涼しかったのだけど、今年はちょっと暑いし、湿度も高い。まぁ、そういう気候変動が起きてるんでしょう。

春から夏にかけて、ヘビに会ったりバッテリーが破裂したり孫ができたり還暦になったりしているんですが、めったに会わない人に「読んでます。続きを楽しみにしている」などと言われるとなんか書かなきゃいけないなぁと思い、しょうもない日常をご紹介します。

その1.バッテリーのお話

1708爆発したバッテリー

白いプラスティック筐体のiBookは、もはや現役を退いているんだけど、ときどき困ることがあります。Appleにはクラリス・ワークス、のちにアップル・ワークスという名前になった統合ソフトがありました。ワープロとか表計算とかペイントソフトとかが一体化していて、あんまりいいソフトとは言えなかったけど、これ一本でふつうのお仕事はなんとかこなせるというものです。

ところが最近のAppleの機械では、このワークスが動かない。それはそれでかまわないんだけど、ワークスで作った書類が、他のソフトでは開けないのが困る。AppleはNumbersとか最新の自社製表計算ソフトとかを出してるんだけど、これで読めれば素晴らしいんだけど、ぜんぜん読めない。

しかたないから、データを全部コピーして、テキストエディタにペーストして、それを新しいコンピュータに移して別の表計算ソフトで読み直すという作業になってしまっています。全日本トライアルのランキングとか、みんなこれで作っていたから、けっこう大打撃。

でも、古いコンピュータがいつ動かなくなるかわかんないから、一気にやってしまおうとiBookを引っ張り出してみたら、バッテリーが膨れ上がっている。ロックを外したら、ばーんとはじけるようにバッテリーが外れてきた。このバッテリーは、純正バッテリーが劣化したので、適当に安いのを買ってきてつけていたんだけど、安物買いは爆発寸前、だったわけです。あぶないあぶない。

作業は、バッテリーなしで、電源をつないだままでおこないました。電源つないで起動したから、まだラッキーでした。

その2.へび

1708へび

家のまわりを歩いていると、ときどき動物に出会うことがある。よく肉を焼いたりピザを焼いたりする炊事棟は、カラスが目をつけている。ここを監視していると、食い物が手に入ると知っているようだ。お三時に食べようと思ってお菓子を出しておいて、根こそぎ持っていかれたこともある。それから席を離れるときには車の中などにしまうことにしているんだけど、それでもしまいわすれたのを意気揚々と持っていって、気の上で食べているのを目撃されたりしている。仲間がいないのか、一人で食べている。物色に来るのも一人だけでくるみたいです。

この日は、ヘビにであった。最近、歩いている左右の薮の中でカサカサ音がしていたんだけど、ヘビは向かってくることなく、逃げていくばっかりだから写真に撮るのはむずかしい。なんとか撮れたのがこれです。この件は、ヘビの写真を撮りました、という自己満足のお話でした。

図鑑を見ると、小学生が噛まれて死にかけたヤマカガシにもちょっと似ているけど、シロマダラだと思われる。ヘビがいるのは悪いことではないという話だから、なにもお世話はできないけれど、いじめたり追い払ったりせず、仲良く暮らしていきたいです。だからもうちょっと落ち着いて写真撮らせてください。

3.ボールペン

1708ボールペン

筆記用具は、もう何年もまともに買ったことがなくて、いつでも、そこらにあるテキトーなのを使っている。でも今回、久々にわくわくできるボールペンに出会いました。ネットの評判を見ると、いまごろ気がついたか、ということらしい。

ニコンや三菱自動車の三菱財閥とは関係ない三菱鉛筆の製品で、たいへんになめらか。一時、書き味のいい万年筆に憧れたことがあったけれど、万年筆はなくすとショックが大きいです。これならなくしてもいいや、というとちょっと語弊があるけど、100円ちょっとのボールペンで、こんな書き味が味わえるなんて、ヒデキ、感激。

で、書いてるそばからなくしてしまって、もう一度買ったら、実はちゃんとかばんの底に沈んでいたのが発見されてしまったという事件があって、このボールペンがペン立てに乱立しています。コレクターになったと思えばいいか。

お気に入りは1.0mm。赤いのは0.7mmにしてみた。0.5mmは、昔から持ってたんだけど、そのよさに気づいてもらえなかったというかわいそうな1本。一番細い0.38mmは、小さな手帳に詳細を書き留めるのに便利なんだけど、これくらい細くなると、インクがかすれたりすることがある。まぁそんなわけで、3本のボールペンを使い分けて(というほどにメモはとらないのだけど)います。

サイン用に1.5mmとかもあったらいいと思うんだけど、太さはここにある4種類で全部らしい。これを書くんで検索してみたら、高級外装のものもあるらしいけど、ぼくは1本150円の安いのがお気に入りです。

4.Anker PowerCore Fusion 5000

1708充電器

スマホを使うようになってから、とにかくこんちくしょうなのは電池がもたないこと。なので、どこへいくんでも充電ケーブルとか電源とかモバイルバッテリとかを持っていかなきゃいけなくて、ぜんぜんスマートじゃなくなる。

カメラもすっかり電気じかけになって、しかもぼくが使っているα7はものすごく電気を食う。2台のカメラを交互に使っているんだけど、全日本大会で8時間ほど写真を撮っていると、多いときは用意していった11本のバッテリーを全部使いきる(ただしうち4本は社外のあやしいバッテリー。純正の安心感はぜんぜんないけど、値段なりだと思えば納得できる。まだ破裂していない)。

まぁ世の中、電気の管理はたいへんだ。原発事故現場のもよりに住んでいるものとして、電気はなるべく必要最小限にしたい。自動車とかオートバイとか草刈り機とかチェンソーとか、電気ならではの魅力もあるけれど、化石燃料で済むならそっちを使いたいと思っています。

という話ではなくて、このモバイルバッテリは、USB端子がふたつ出ていて、でもよそのUSB出力から充電もできる。そのうえ、コンセントプラグもついている。電源にもなるしバッテリーにもなる。これは便利だ。

モバイルバッテリは持っているけど、新幹線に乗るならコンセントがあるから、電源アダプターとケーブルだけポケットに入れておいて、なんて考えて電車が来たら超満員だった、なんてとき、電源アダプターをしまってモバイルバッテリをとり出さないといけなくなる。これがあればこれひとつでいいから、めんどくさくない。

お値段も3,000円弱なので、モバイルバッテリと電源を両方買うより安い。いい買い物をしたとにこにこしています。ま、これも破裂するかもしれないリスクはあるんだけど、気をつけます。

5.α9を買った。

1708α9

50万円もしやがるんで、躊躇していたんだけど、トライアルというすばしっこい動きをとるんだから、こういう機械を買わずにソニーのカメラはどんくさい、なんて言ってるのも卑怯だと思って、えいやと買いました。

ほんとはソニーの24回分割手数料無料というやつで買ったんだけど、申し込むときにエラーが出て放置していたら、もう一度注文をやりなおし。割賦手続きは1回しかやってないんだけど、しばらくしたら2台発送しましたという連絡が来てえらくびびって、1台はキャンセル扱いで受け取らないということで落ち着いてほっとしました。割賦手続きが完了しないと購入手続きは完了しないとなってたのに、なんで送ってくるのか謎だったけど、大人だからあんまりつっこまないことにしました。

この機種、1秒間に20コマ写真が撮れる、AFがうんと速いと評判なんだけど、1秒間20コマは撮れすぎて困る。通常は3コマ撮れれば充分で、いざというときに10コマくらい撮れればいいんだけど、そういう点では、1コマ撮ろうと思っても2コマ撮れてしまうのはちょっと残念。

AFは速いは速いけど、いきなり北海道で使ったらけっこうはずすことかあった。AFのモードとか、まだこれでばっちりというのをつかめていないんだと思う。次までに、ちゃんと使い方を決定したい。

安心したのは、レンズが外れなくなったこと。α7は、何度もレンズが外れて、2度ほどボディが落下して液晶を割ったりした。α7からα7sになって、マウント部品の一部がプラスティックから金属になったけど、締まりがないのは変わらなかった。レンズは装着するとちょっとがたがたする。α9は、これがなくなった。カメラとして、ふつうになった。喜ばしいことだけど、できたら10万円台のカメラもふつうになってほしいと思います。

続いてバッテリーの持ちがよくなった。デジタルカメラはバッテリーの消耗が鬼門だけど、ニコンのD70ってのは抜群の省エネで、丸1日写真を撮っててもへでもありませんでした。さっき書いたけど、α7で1日写真を撮ろうとすると、バッテリーは5本では足りません。α9は倍ほどでかいバッテリーが積まれて、だいぶ長持ちするようになった。今は、α7を2台、α9を1台使うのに、α7用のバッテリーは8個ほど、α9用のバッテリーは1個スペアを持っています。

でもぼくは初期型のα7の筐体が好きです。まず薄い。そして軽い。シャッターボタンが、昔のカメラのようにボディの上に垂直についているのも好き。いまどき、フィルム地代に感じていたような写真を撮っている醍醐味を味わうのはむずかしいのだけど、α7はちょっとそんな気にさせられる。α9は(α9はα7IIとほとんど同じ大きさにおさまったと称賛されていたから、7IIも同じ感じだろうと思うけど、使ったことがないからよくわからない)うんと軽いしうんと小さいけど、握った印象は最近のニコンやキヤノンのカメラとおんなじような感じ。もうちょっと細身の方が、ぼくの手にはしっくり来ます。世間的にはこれが好評みたいなのでよかったですが、これでαのボディがどんどんでかくなってしまうと、せっかく小さくて軽いというメリットがどこかにいっちゃうから、これを限度にしてほしいなぁと思っています。

レンズを交換しようとレンズを外すと、センサーがべろっと見えておっかない仕様は変わらず。せっかく縦走りフォーカルプレンシャッターがついてるんだから、レンズが外れたときにはシャッターが閉まる仕掛けになっててもいいと思うんだけど、そういう要望はだれもしないのかなぁ。

その他、電気式のファインダーはぐんと見やすくなって、なんとか使えるようになりました。α7時代には雨で動作がおかしくなって入院したこともあるけど、防水性能がどれくらい向上してるかはわかりません。あんなのは、わざわざ試す気にはなりませんから。

手ブレ補正機構なしでいいから、α7のスリムな筐体に、もうちょっとだけ連写ができて、バッテリーの持ちがいい仕様の新型が出てくれたら大喜びなんだけど、そういうのを待ってる人はぼくとあと二人か3人くらいしかいない気がします。

写真は、α9を見せろという古い友人がわざわざ岡山からやってきたので見せているところで、彼の持ってきたFE1635Zをつけて、彼の持ってきたゾナー55mmF1.8で撮ってみました。

4.スイカ

1708すいか

スイカの皮は味噌つけて食うとうまいぞと聞いたので、やってみました。気を利かせて縞模様のある部分はそがれちゃったので、ふつうにおいしく食べられました。

ほんとに皮ごと味噌につけて食べたらどうなるんだろうなぁ?