雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

決められない予定

0903本多さん

 予定が決められなくて困っている。あちら立てればこちらが立たず。きっと、みんなそうなんだろうけど、決断の弱いニシマキとしては、こういうのはたいへん苦手です。ここに書けば引っ込みもつかなくなる(かもしれない)し、誰か親切な人がアドバイスくれるかもしれないと思って、書いておきます。どこまでも他力本願。我ながら、なさけない。
 実はこの秋、今ぼくが住んでる川内村でトライアル大会をやろうと思ってます。その日程を決めるのにおたおたとしている今日この頃です。


 世の中にはいろんな大会があって、イーハトーブは夏の終わりにあるとか、平谷は7月の中旬とか、佐渡は11月はじめとか、それぞれ、毎年だいたい同じ時期にあります。無責任な参加者的には、そういうもんだと思ってなんの疑いも持たなかったけど、きっとそれぞれ、その次期でなければいけない理由があるんだなぁとあらためて気がついたのは、ニシマキ優柔不断のせめてもの収穫です。
 村では、山で仕事している人がいっぱいいます。畑や田んぼを持っている人もいるし、牛を飼っている人もいる。牛のえさの草を育てている人もいる。こういう人のじゃまをしてトライアル遊びをする権利は、ぼくらにはございません。もしよかったら、お仕事のあとにそっと遊ばせてくださいとお願いするのが、こっちの筋です(ぜんぜん関係ないところで遊べばいいわけですか、土地の区分は複雑で、最初のイベントとしては、ちょっと遠慮がちになってます)。
 となると、春から秋までの収穫期というのは、なかなかに忙しい。ほんとは、トライアルだから、そんなにご迷惑にならないだろうからと、真夏の開催も考えてみました。実はこのあたりは、お盆をすぎると急に涼しくなる。お盆すぎたら、いつでもストーブに薪をいられるようにしているのが、このへんの人たちの習慣になってます。だもんで、夏休みの後半に避暑がてらにトライアルしにきてくれたらいいなぁと思ったんだけど、その時期は虫のみなさんが山で青春を謳歌している時期でもあった。やめとけというご意見もあり、もしかしたら虫はたいしたことないかもしれないんだけど、無難なところでやっぱり秋にしようというところまでは、すんなり決められた。
 ところがだ。秋はメジャー大会、草大会含めて、イベントの嵐だ。9月20日は、まだイタリアでトライアル・デ・ナシオンがある。たぶん、これには行くことになると思う。翌週27日は悪くないけど、デ・ナシオン終わって飛んで帰ってきても木曜日かなんかになるから、準備してる暇がない。
 10月4日は、いまのところなにもない。10月号の発送直後で、ということは、イベントの準備をしているときに10月号の発送や締め切りもからんでくるけど、そんなことをいってたらできなくなっちゃうから、これは無視しよう。ただ、まだ日程が決まっていないもてぎのイベントが、このへんに入ってくる可能性が大だという。うーむ。
 その翌週の11日は、全日本の中部大会。これは問答無用でいかなければいけない。ついでに2週間後の25日も全日本の東北大会だ。1ヶ月に2回も全日本をやるなんてと思うけど、きっとあちらにもあちらの事情があるんだろう。
 では間の18日はといえば、お隣猪苗代でY2トライアルがあります。同じ福島県だし、あちらのみなさんには、ないしょだけどいろいろ手伝ってもらおうと思ってるので(読まないでね)同じ日は極力避けたい。
 その次、11月1日は神奈川県でわいわい(Y2とわいわい、読めばいっしょなのがまたまぎらわしい)。その次の週は菅生でトレールライドトライアル。あー、日本には、トライアルのイベントって、けっこうたくさんあるんですね。
 どこかでえいやと決めるしかないんだけど、もうちょっと困ってみます。予定って、ほかの予定がある程度でてからじゃないと決められないし、かといってあっちもこっちも予定が出てしまうと、こんなふうに身動きが取れなくなるわけです。とほほ。
 写真は、裏山のお散歩にでかけて(歩いて、です)、崖を滑り落ちてきたら、そこでは梅や桃を栽培しているTさんが草刈りをしていた。このへんの人は、ちょっとあたたかくなると、寸暇を惜しむように働き始める。
 太陽の存在が偉大なら、地に働く人々も偉大だという、ふつうのことに気がつくのも、このへんの散歩のいいところです。