おいしいものを食べる趣味はあんまりなくて(金がなかったからかもしれない)、昼食は腹の足しになればいいと思って成長してきたけど、山奥暮らしになると、たまに街に出てお昼ご飯を食べる行為は、食欲を満たすだけでなく、ちょっとしたハレの時間みたいになっておるわけです。
先頃、うなぎを食べたら書く加えていくというのを始めてみましたが、金がないのでそれきり新規うなぎ体験はないまんま。うちの近所の界隈のお昼ご飯事情などをずらずら並べていくことにします。
うちの近所でお昼ご飯を食べようと思った時の参考になるやらならないやら、まぁ、自己満足でございます。
田村市船引「御代田」
ランチ980円
刺身皿(盛り合わせ)・焼き皿(さば塩焼き)・揚げ皿(てんぷら盛り合わせ)・煮物皿(鳥の親子煮)・玉子焼(自家製厚焼き玉子)の中から2皿選ぶコーヒ−付のランチ。1皿320円で3皿目以降を追加できると、今写真撮ってきたメニューを見返して発見しました。メニューは撮ったり撮らなかったりするけど、撮ってきた方があとで発見があるという教訓になりましたとさ。(2025年10月)

田村市船引「ドルフィン」
フリセット1,000円くらい
火曜日の船引界隈は、お店がお休みのところが多くて、ご飯を食べるにもちょっと苦労する。最終的にはガストだってあるからなんとかなるんだけど、あれが食べたいなぁと思って出かけていくと肩透かしをくらっちゃう。
でもおかげで、久しぶりにおいしいフライの盛り合わせをいただくことができました。あんまりボリューミーじゃなくて健康的なんだけど、いまどき、お安い設定だと思います。(2025年10月)

川内村「三七三」
ネギ塩ラーメン850円
安定のワンパターン。一時醤油にも手を出してみたけど、ぼくは塩か味噌の二択、それもネギラーメン一択でいい。だからここへきたときになにを食べるかは悩まない。(2025年10月)

田村市船引「レストランモック」
プレートセットメニュー焼肉セット1,000円
このお店ではポークソテーを頼むことが多くて、たまにはちがうものをと思って頼んでみました。キュウリが入ったスープがくせになってきた。そういえば、食事にみそ汁でなくスープがついてくるお店はこのあたりでは貴重です。味は濃いめ。(2025年9月)

田村市船引「やすけ」
バラちらし1,600円
すっかり秋になって涼しくなったと思ったら、またちょっとあったかくなっちゃって、お刺し身系食べたくなったのでうかがってみました。
いつもは海鮮ちらしをお願いしちゃうんだけど、たまにはと思ってバラちらしを。細かく切ってるだけ手間がかかってて100円高いのかなとか思ったけど、よくわかんない。おいしくいただきましたけど、具材が大きい海鮮ちらしの方がぼくの好みであることがあらためて判明したのは収穫でした。(2025年9月)

川内村「ダブルハピネスかわうち」
ラーメンと炒飯セット1,000円
このお店は、もともと汁なし担々麺屋だったから、ラーメンはストライク。ご飯物は、お客さんからご飯食べたい(おなか減ってる人が多いんだと思う)とのリクエストを受けて始まったらしいんで、いまやここんちの中軸なんだろうけど、やっぱりラーメンなんだろうなぁ。本日は塩をお願いしました。
炒飯は鉄鍋の香りが炒められていて、これもいい。でもやっぱり、塩ラーメンの味わいが絶品です。(2025年9月)

白河市「とん亭」
ランチのサービスメニューがおもしろい。とんかつ定食1,340円、ロースかつ定食1,600円、ヒレかつ定食1,680円、ヒレ一口かつ定食1,480円……。とんかつとロースかつとヒレかつをどう食べわけたらいいのか、悩むなぁ。でもぼくは、とんかつはロース一択です。肉のうま味は脂のうまみだと信じて疑っていないのであります。(2025年9月)

田村市滝根「かなや食堂」
ラム定食1,100円
磐越東線神俣駅もより。本業はお肉屋さんなので、肉はおいしい。牛カルビ定食、ラム定食、マトン定食、ホルモン定食、レバー定食、豚焼き肉定食とお肉の定食だけでも豊富なラインナップで、何度も通わないと語れまい、という覚悟を決めさせられます。
ご飯が進みそうな、というかちょっと濃いめの感じ。東北人、若い人には歓迎される味付けだと思う。(2025年8月)

葛尾村「石井食堂」
半かつ丼950円
二人で行って、半チャーハン750円と半かつ丼950円をお願いしました。「半」というメニューにだまされてはいけない。この日の作戦は、かつ丼を二人で食べきって、その上で食べられるだけチャーハンを食べて、残りはパックをもらって持ち帰るべし。予定通り、チャーハンは家に帰ってから1食分くらいありました。
テレ東の「風のふく島」が年末にロケをした様子が飾られていたけど、石井食堂で撮影されたそのシーンには「餃子無料」なんて看板があって、餃子はありません、と注釈が書かれていました。(2025年8月)

田村市船引「いなほ」
とんかつ定食1,200円
Googleマップを探っていたら見知らぬお店があったので行ってみた。見知らぬお店ではなくて、かつて天狗食堂だったところだった。天狗食堂から事業を受け継いで新規開店したお店とのこと。お店構えは変わってないけど、心機一転の気持ちが満ちているように思いました。
当店オススメの厚切りかつ定食(1,600円)が売り切れちゃっていたのでロースのとんかつ定食。とんかつだけでいろいろメニューがあって楽しいです。(2025年8月)

田村郡三春町「CAFEブリキイヌ」
オムライスセット1,400円

この界隈ではいろいろと先進的な取り組みをしている三春町のカフェ。蔵を改造してあって、そもそも趣があるのだけど、おもちゃもいろいろ並んでて、楽しい。
オムライスとサラダとコーヒ−のセットで1,400円のランチ。ちょっとお高い感じがしないでもないけど、おもちゃたちを眺めながらお茶をするのは悪くない気分です。オムライスはひたすらなつかしい感じのやつ。



いわき市平沼「どんこ」
お刺し身定食1,800円
いわきのこのあたりでの会合に出席しろと命を受けて出かけていって、昼飯をいただきました。海の町だからお刺し身がいいかなと思いまして。舟盛りはびっくりしたけど、お刺し身の種類と量がもう少しあるとうれしかった、などとわがままを言ってみたり。(2025年8月)

小野町「フライパン」
本日のランチ「ハンバーグ」コーヒ−付1,000円
毎度のワンパターンなんだけど、もっと通いたいところが、火曜日定休の他にけっこうお休みがあって、行く気満々で行けないということもけっこうある。残念、行けなかったと思うと、がぜん行きたくなっちゃうんですね。
おいしいから行ってるんだけど、最近、いろんなお店が値上がりしてる中(このご時世、値上げは当然だと思います)、ドリンクついて1,000円は安い。安すぎる。そんなこんなで、あっ、やってると思うと飛び込んでしまうのでした。(2025年7月)

田村市都路「よりあい処〜華〜」
おまかせランチ(本日はさばの塩焼き)1,000円
震災後3年目から手芸教室に加えてランチを提供している華さん。もともと手芸教室から始まったので、飾り雛のとこね、というほうが通りがいいみたい。しかして、たかがさばの塩焼き、されどさばの塩焼き。さばの塩焼きがこんなにおいしいのかと感動的だったのがこのランチでした。
このあたりの人は、ご飯がおいしく炊けてるかどうかにうるさいんだけど、こちらはその、このあたりの人のお料理だから文句のありようがない、おいしいお食事をいただきました。
営業してるのは月・水・金の週に3日で、11時から14時までの3時間のみご飯が食べられる、というお店です。平日には来られない、という人にはちょっと敷居が高いですね。(2025年7月)

矢吹町「キッチンカロリー」
カロリーランチ750円
ポークソテーとハンバーグの盛り合わせ。しかしいまどき、お安い。安いから通ってるのではなく(といっても、月に1回くらいだけど)おいしいから行くんだけど、ここへ行くときはおいしい、というイメージで行きたいモードになるから、安い件については忘れている。だから毎回、安!っと感激するハメになるのでした。(2025年7月)

川内村「天山」
冷やしおろしそば1,250円

そばがうまいのは折り紙付きだけど、大根おろしがなかなか。大根おろしは薬味だと思っていたけど、この大根おろしはおかずだった。せいろ(ざる)そばが好きなんで、こういうのはめったにいただかないけど、たまには食ってみるもんですね(2025年7月)
川内村「三七三」
ねぎ塩ラーメン750円(チューシューめん850円・味噌チューシューめん1,100円)



同行者がチャーシューめんなど頼んでくれたので、いっしょにご紹介します。
ぼくはねぎラーメン一択なのだけど、ふつうのラーメンを頼むと野菜がたっぷり。ねぎにはネギ以外の野菜が少量になっているから、おまちがいなく。チューシューはたっぷりです。なかなかのボリュームです。(2025年7月)
田村市滝根町「レストハウス釜山」
きざみミニうな丼1,000円

ちょっとした観光がてらにいただきました。ご飯物が売り切れとなっている中で、このうな丼が生き残っていたので頼んでみました。ここのメニューの中では、田村名物えごま味噌の冷たれうどんの次にお安い。
うな丼としてはぜんぜん期待していなかったので、逆に満足でした。このお値段だしね。ただし量は少なめ。年寄りはあんまり大食いはできないから、これくらいでも問題ありません。(2025年7月)
いわき市「洋食店LAPIN(ラパン)」
日替わりランチ1,210円(税込)


鹿島地区で洋食屋さんに行こうと思って、2軒ほどめぼしをつけておいたんだけど、なんと2軒ともお休みで、とほほになっていたところ、こんなお店を発見してうかがってみました。今まで存在に気がつかなかった。といっても、このあたりに来ることも、まずそんなにないわけなんだけど。
本日のランチメニューは確かお魚のフライとミートボールのどっちかだったと思うけど、ミートボールをお願いしました。ソースがおいしゅうございました。
めったにいかないあたりだから、狙いを定めたお店がこれまでの2軒から3軒になってしまって、このあたりでご飯を食べるときには悩みが増えたということです。お店構えもかわいいけど、お店の中もお味も、なんとなくかわいい感じがしました。(2025年7月)
小野町「フライパン」
ランチ)チキンの生姜焼きとシーフードのミックスフライ
スープ・ライス・デザート・ドリンク付1,000

何度も出てくるからここばっかり通ってるように思われるだろうけど、そもそも外食の分母が多くない。そしてこのお店、行こうと思っても開いてなかったりする。火曜日は定休日なんだけど、それ以外の日も不定休の時があるということで、そういうタイミングで寄ってしまって残念なりになることが多々ある。

今日はちがうところに向かっていたんだけど、やってるのを見つけて飛び込みました。いまどき1,000円ぽっきりでデザート・コーヒーまでいただけるなんて破格だと思うんだけど、ここに初めて行った頃は1,000円のランチは特に安すぎる値段ではなくて、おいしいのよ。
アラカルトメニューもいただいてみたいのだけど、ランチはいつも中身がちがうので、ランチにまだ飽きずにいる。今日、あらためて気がついたんだけど、コーヒーがおいしい。料理もコーヒーも、なかなか一級品だと思う。(2025年7月)
田村市都路「泰平食堂」
肉野菜炒め定食 900円

都路行政局の真ん前の中華料理屋さん。震災後3年目に復活した老舗のお店ですが、ぼくは震災前におじゃましたことはありませんでした。すいません。
シンプルな定食ですが、お豆腐がひとつ別についているところがうれしいです。福島県のこの界隈では洋食でもみそ汁がついてくるのがふつうですけど、ここは中華スープ。中華料理屋さんの面目躍如ですが、面目、なのか?
お向かいにはよりあい処華というお店もあって、都路はなかなかにぎわっているのです。(2025年7月)
浪江町「くろさか」
サーモンと2種丼+アジフライ1,650円

たいへんぜいたくな感じのランチ。アジフライ定食とか唐揚げ定食なら950円! お刺し身食べたい日はもちろん、お刺し身の気分じゃない日でも行けるから、近かったら通ってしまいそう。(2025年6月)
田村郡小野町「オリーブ」
Cランチ(ハンバーグと若鶏の照焼)1,300円


福島のランチは、洋食でもスープではなくてみそ汁がつきます。最初は少し不思議だったけど、もう慣れてしまった。みそ汁でなくて最初にスープが出てくると、逆にドキッとしてしまう。こちらのお店は、当然みそ汁です。
みそ汁、ごはん、サラダ、デザート、お飲み物つき。店内にWi-Fiもあって、不本意ながら仕事もできてしまう。
お店とは直接ぜんぜん関係ないけど、去年だか何年か前まで、お店の北側にセブンイレブンがありました。これがなくなってコインランドリーになったのだけど、いつからなのか、今度はお店の南側にセブンイレブンができた。なんとなく昔の習慣でセブンイレブンの駐車場に飛び込むつもりでその隣に入るとオリーブと刷り込みがあったので、南北が逆さまになっていてちょっとおたおたしました。(2025年6月)
田村市船引「ラーメンショップ」
ネギみそラーメン750円


この界隈にもラーメン屋さんはけっこうあって、おいしいところ、ぼくの趣味に合わないところ、大人気のところ、そうでもないところ、いろいろあるんだけど、こちらはそうそう大人気でもなくて、席にあぶれることがなくて安心。
ラーメンショップは一応チェーン店なので、まったく味が外れるということはなくて、どこの町でも一定の範囲でここの味が食べられる。そういう安心感はあります。と同時に、ときどきどうしてもラーメンショップのラーメンが食べたくなることがあって、そういうときは他のラーメンではだめなんだなぁ。
今回行ったら、ボトルに入ったニンニクの提供がなくなっていた。チェーン店とはいえ、けっこうここのお店の最良をまかされているという話なので、本社の意向なのか、このお店の判断なのかはわかんない。気兼ねがないときはニンニクをどーんと丼に足していたけど、多少の配慮があるときには入れられないから、なければないでかまわないけど、なくなるというのはちょっとさびしい。(2025年5月)
西白河郡矢吹「洋食カロリー」
コンビメニュー(ハンバーグとカニコ)1,160円

ここは井坂煮とダブルスカロップが人気なんだけど、ぼくはもうちょっと地味なこの組み合わせが好き。ここもみそ汁がつく洋食屋さん。おいしいんだけど、死ぬほどおいしいというより、ほのぼのとおいしい。あんまり肩ひじ張ってない感じがいいです。この界隈にはほかにも魅力あるお店があるんだけど、昼飯時にこのあたりにいることがめったにないもんで、となるとやっぱりここへ向かってしまう。(2025年5月)
郡山市「和幸エキナカ郡山駅店」
ひれかつ丼1,300円

お昼のお献立メニュー。軽く食べたいなぁと思ったら、かつ丼850円って看板が見えたので、安いじゃないかとお店に入って注文したらこれが出てきてびっくり。850円はお持ち帰り弁当のお値段で、ご覧のフルセットになるとこのお値段になります。まぁ当然ですね。かつ屋さんのかつ丼だからたいへんおいしゅうございました。気持ち的に予算オーバーだったけど。あらためてメニューを見たら、これはひれかつ丼で、ロースかつ丼は1,380円。ぼくは健康的にはともかく、豚の脂が好きなので、ひれよりロースの方が好きなんだけど、たいていロースの方が安い。ここはそうじゃないんですね。かつ丼ください、なんておおらかな注文をしちゃったんで、安い方を出してくれたのかな? 次はひれかつより高いロースかつ丼を食べてみたいし、ここでお弁当を買って新幹線でお昼を食べてみたい。(2025年4月)
小野町「レストラン志木」
豚肉のしょうが焼きランチ1,000円


ハンバーグがおいしいお店でしょうが焼きを食べてみました。通常メニューだと1,500円なのに、ランチだから1,000円。なにがちがうのかな? でもここでは、やっぱりハンバーグを食べた方が幸せになれそう。ランチじゃないハンバーグもいっぱいあって、そっちもそそられます。デミグラスソースのハンバーグと定食300円だったら今どきは高くないよね。おっとここでは、みそ汁の他にコーンスープも頼めるじゃないか!(2025年4月)
田村市船引「麺や えねる」
味玉地鶏みそらぁ麺1,050円
源次郎線のメガステージには、都路村商工会の会長さんを務めていらっしゃった「ホットハウス」が避難営業していたのだけど、お亡くなりになったということで、そのあとにできたのがこのラーメン屋さん。なかなか意欲的なメニューでおもしろい(ちょっと高いけど)。お値段が高くなるほどボリュームも多めになるので、ぼくはシンプルなやつのほうがいいという個人的結論だった。
オープンした当時に来たときには、麺がきれいに揃って出てきたと思うんだけど、箸を入れたとたんに崩れるし、このときはふつうな感じになっていました。(2025年1月)

白河市「てふちん亭」
ロースカツ膳1,650円


かつがおいしいと評判のお店。ロースカツをお願いした記憶はあるんだけど、このお店はロースカツにもいろいろあって、おろしロースカツ膳、ロースカツ膳、みそロースカツ膳、超やわらかロースカツ膳(それぞれにおろし付、みそ付あり)といろいろ。たぶんふつうのロースカツ膳を頼んだのだと思われる。カツはまずはなにもつけない、かけない。2つ目にレモンとかかける。次に塩とかかけてみる。ソースの登場は最後の最後と決めています。
カツはたいへんおいしかったけど、それ以上にボリュームがすごかった。(2025年1月)
小野町「フライパン」
本日のおすすめ・ハンバーグステーキ1,100円(サラダ・ライス付)


お正月モードだから、ランチメニューではなかったかもしれない。お正月早々に営業していてびっくり。というのも、ふだんなかなかやってないことが多い。定休日じゃない日でもやってないことがあるから油断できないのよ。
自家製デミグラスソースのハンバーグステーキ。ハンバーグもでっかい。シンプルなサラダがついていました。あけましておめでとうございます。(2025年1月)
