雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

2008WCTスペイン

08WCTスペイン
08WCTスペイン


2008トライアル世界選手権R10スペイン
世界選手権最終戦は、スペインのバルセロナからほど近いカステローリのパルクモトル・サーキットで開催された。タイトルはトニー・ボウが確定的としているが、かすかにチャンスを残しているアダム・ラガが最後の追い上げを見せるか、あるいはあと1勝がほしい藤波貴久が来シーズンに期待をつなぐ2勝目をあげるか。はたまたドギー・ランプキンの念願の百勝目はなるかなど。多くの注目を集めた最終戦となった。天候は、まずまずだ。
トニー・ボウ(モンテッサ)の技術の高さは、アダム・ラガ(ガスガス)にしても藤波貴久(モンテッサ)にしても、認めざるをえないものがある。しかし勝負はそれだけではない。今シーズン、ボウは序盤にラガや藤波に勝利を奪われることしばしば、そして終盤に入ってからは、ラガに連勝をさらわれるなど、ゼッケン5番で挑んだ07シーズンよりも、苦しい戦いを続けていた。もちろんボウの技術が劣ったのでも取り組みが悪いわけでもない。ラガや藤波が、ボウとの戦い方を急速に学び、標的に定めてきているからだ。コンセントレーションには自信があると自ら語るボウだが、それでもトライアルのメンタルコントロールは一筋縄ではいかない。08シーズンは、それで勝ちを逃した大会がいくつもあった。そして最終戦、カテスローリは、ボウの地元にごく近い。もともとバルセロナの人々は地元チームのモンテッサやボウのファンであることが多いが、加えて昔からの仲間などが大挙して応援にやってきていた。ホーム中のホームでの戦い。セクションは、サーキット建設予定地の周囲に設けられ、自然環境の険しいものが並んでいた。
◎2900円(税込)
◎DVD/67分
◎JANコード/4560187780684
◎12月15日発売