雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

TYS125Fがきました

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TYS125Fが届きました。ニシマキ分個人車だけど、ニシマキに渡しておけばあちこちで見せびらかすだろうから、みんなに先がけて渡してもらいました。でも、注文したのも早かったんだけどね。
ステッカーが貼ってないけど、これは、正しい貼り方を教えてもらってから貼ろうと思ってます。これから出荷されるやつは最初から貼ってあるんじゃないかな。
保安部品は、一応一通りついております。保安部品キットとやらが、どこからどこまでをさすのかは不明です。ウインカーは、トライアルマシンとしては異例に立派。でも考えてみれば、TYスコティッシュやTLMはもう少し立派なのがついていたような気がする。


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これはフロントブレーキ。泥はけがよいとされている波状のディスクプレートです。スコルパでは初めての採用になります。丸いディスクプレートよりも面積が少ない分コストダウンになってるんだったりして。冗談です。コストダウンらしいところといえば、ハブが鏡面仕上げをしていないところ。でも、もの自体はいっしょだから、性能的にはまったく遜色ありません。エンジン以外は、このマシンは70万円のトライアルマシンと、いったいどこがちがってこの値段になるのだか、さっぱりわからない。すごい。
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リヤブレーキはSYレーシングと同様の、スイングアームにすっぽり隠れるタイプ。ディスクプレートは、こちらも波状のものがついてます。ハブはやっぱり塗装仕上げ。
タイヤは、ミシュランラジアルがついてます。でも、ミシュランラジアルはふつうの道を走るのにいまいち本領を発揮しないから、これがついているのは善し悪しかもしれない。なぜか、チューブレスタイヤなのにチューブが入っています。これも、最終仕様がこの仕様なのかは要確認です。
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リヤフェンダーの裏側は、こんな感じ。リヤフェンダーは、ジャンプするとびよよんと上下するくらいには柔らかいですが、現行のトライアルマシンと比べると、格段にしっかりしてます。
テールランプも、少なくとも大きさはふつうのバイク並です。ナンバー灯がついているのかどうかは見落としました。反射板はありませんでした。でも、ナンバーのつく部分は大きいので、反射板をつけるのは余裕です。ナンバープレート用のネジ穴があいてないので、ナンバーを取りつけるにはドリルが必要です(笑)。
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さて、せっかくですから走ってきました。ナンバーは市役所へいけばあっという間にもらえますから、簡単です。さすがに125cc。横浜市長津田から、国道246号線を通って厚木のデニーズまで打ち合わせ。トライアル畑じゃない人にはピンとこないかもしれないけれど、打ち合わせにトライアルマシンででかけられるって、とっても新鮮。しかもこんなかっこうであります。
さて、ここからは、トライアルを知っている人には当たり前。トライアルマシンを初めて触る人が感じるだろうなと思われるところを並べてみました。
ブレーキは、慣らしをしないとききません。ぼくのは、最初はぜんぜん止まらなかった。自然山通信ビデオ、メンテナンス2のブレーキの慣らしを見ていただくといいのですが、きちんとした慣らしをする必要があるみたいです。
スピードは、遅いです。5速で、トップスピードは80km/hくらいかな(メーター読み)? 丈夫なエンジンだから100km/hくらい出しても壊れないとは思うけど、車体のほうは実績がないので、70km/hくらいにしとくのが現実的だと思いました。幹線道路の流れには乗れません。
タイヤは、とりあえず届いたときの、空気ぱんぱんの状態で走りましたが、まぁ、乗りにくいこと。やっぱりミシュランラジアルは、0.3kg(リヤ。パスカル表示は、あたしゃ、まだよくわからない)くらいのエア圧じゃないと、ちゃんと走らない気がするけど、といって、あの低圧で街中を走るのもうーむと思ってしまいます。
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リヤブレーキは足のサイズ28cm仕様。25.5cmのくつをフットレストにのせてみるとこんな感じ。このペダルは、手前に延長しないと、乗れないですね。公道をすわって走るには、シートのさらに後ろに座るといい感じでした。身長170cmくらいだと、ちょっと窮屈かもしれません。
ミッションはまだかたい感じだけど、これが今後どうなるのかは、もうちょっと乗ってみないとわかりません。
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ということで、15kmのショートツーリングに出かけてきました。トライアルはよくやっているけど、久しぶりにオートバイに乗ったという感じです。
あとね、このバイクにはイグニッションキーがついてるけど、ハンドルロックとかはありません。いまどき、デニーズの駐輪場に止めておくのは、ちょっと不安です。かぎを持って歩かないとね。ニュートラルランプはありません。ヘッドライトは、ハイローの切り替えはありませんでした。ウインカーなどの立派さに比べて、ヘッドライトは明るくないです。
トライアルマシンとして考えれば、充分以上に立派な保安部品ですが、ホンダやヤマハのオートバイしか乗ったことない人には、びっくりするところが多いと思いますので、こんなことを書いてみました。ご参考までに。
ヘッドライトは青いですが、裏の部分は色がはげかけています。これも、品質不良というなかれ、こんなものでありましょう。もしかしたら、高圧洗車で洗ったら、青いタンクも白くなってしまうかもしれません。どきどき(笑)。
さて、この続きは、北海道にて。全日本北海道大会には、なにを思ったかこのマシンを持っていきますので、北海道方面の方、見てやってください。乗ってみてくれてもいいです。
でもその前に、もう少しブレーキの慣らしをするのと、キャブセッティングをしたいところであります。