雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

RTL250Fデビュー

1084840080.jpg
レプソルのニュースリリースで、ホンダRTL250Fがベールを脱いだ。
このマシン、2〜3年前からホンダがせっせと開発をしていたのは風の便りに知っていた。なんでも、ホンダ系のライダーはみんな借りだされてテストをしていたとか。どんなマシンなのかなぁ。話が聞きたいなぁ。早く乗ってみたいなぁと思っていたんだけど、テストをしている連中には守秘義務がある。ねちねち聞き出せば、脇が甘いやつはそぺろっとしゃべっちゃうかもしれないけど、ぼくも黙りとおす自信はないから、聞いちゃうとその人の立場がなくなるかもしれない。だもんで、ずっと知らないふりをしていた。ほんとのことを聞かないで、うわさ話をうわさ話としてお伝えしていた方が気が楽というのもある。
4ストロークのニューマシンが、もてぎに出てくるという話は、今年のはじめにスペインから流れてきた。でも、スペインからの話というのは、1/3くらいはうそで、1/3くらいは未確認情報で、でも1/3くらいは本当だから、そのへんの見極めがむずかしい。まぁ、出るときには出るだろうと、最初はほうっておいた。その時点でメーカーの人にそんな話をしても、ほんとのことを話してくれる人なんかいやしないしね。
でも、今年の観戦ガイドを作るにあたって、そんならこのマシンのことを触れないわけにはいかないだろうとようやく本気になった。
1084840783.jpg
「そんな話はありえない」「そんなマシンは存在しない」なんて公式見解にはじまったけど、日本GPを盛り上げるためにはマシンの情報がほしいじゃないのとお願いして、想像図を書いてもよいというお許しはもらった。じゃ、想像図を書くから詳細を教えてよとさらにお願いしたら、4ストロークです、車体まわりはRTLとよく似ています、というそんだけだった。
こういうときになって、やっぱり頼りになるのがそれまで聞くともなく聞いてきたうわさ話の数々。
目の見えない人がよってたかってゾウにさわって、ゾウなるものを表現するというお話があるけど、なんだか、それに似た作業でありました。それでできたのが、観戦ガイドに掲載したこのイラスト。
あんまり自信がなかったんで、某ライダーに「詳細を語れとは言わないから、このイラストに点数をつけたら何点なのか教えてちょうだい」と聞いたら「50点」と答えてくれた。合格なのか落第なのか、よくわかんないけど、ともあれ、観戦ガイドはニューマシンのイラスト付きで世に出た。
2枚のイラストを見比べたニシマキの感想。あぁ、やっぱりサイレンサーはこれだけ大きなものになるんだなぁ、エンジン、けっこう小さく見える。
早く乗ってみたい、早く走る姿を見て見たい、とりあえず早く音が聞きたいなぁ。