メールでこんな写真が届いていた。差出人はジョセップ・ラガさん。アダム・ラガの親父だ。スペイン選手権の表彰式を待っているところで、優勝した息子を撮りにきた親父は「あんたらは撮ることはあっても、撮られることは少ないだろう」と言いながら写真を撮ってくれた。メールアドレスを教えろ、写真を送ってやるからとは言われていたけど、こういうのは半分は届かないので忘れていたら、ちゃんと届いた。メールアドレスは、しかも息子のアダムに伝えたので、てっきり忘れ去られると思っていたんだけどね。疑ってかかって、ごめんなさい。
ラガ親父は、モトクロスかなんかの選手だったらしいんだけど、今はサポートをするわけでもなく、デジカメを持って息子の周囲をうろうろしている。お母さんは、ガスガスのパドックで、お食事係をしているけど、お父さんはトライアル場ではお仕事がないらしい。
で、ぼくの写真を撮ってくれたラガの親父がこれ。なんとなく、人をばかにした顔つきが、息子のアダムと似ています。人をばかにした顔つきでも、本人はばかというふうにはぜんぜん見えない。トライアルライダーは、ばかでは務まらないものですよね。
お父さんが腰掛けているのが、表彰台。今年、ラガが世界チャンピオンになる望みはほとんどないといっていいけど（可能性としては、まだまだわかんない）インドアの世界選手権ではチャンピオンになったし、スペイン選手権のタイトルも濃厚。お父さんとしては、ご自慢の息子を持って、大喜びで日本の雑誌屋にもサービスしちゃおうという感じ。もしかしたら、新しいカメラを買って、うれしくてしょうがないのかもしれないけどね。
