雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

時差ぼけと藤波ぼけ

 帰ってきた日は、中華街経由で帰ってきて、一瞬意識を失いながら、なんとか夜10時まで起きていた。これで時差ぼけも解消かと思ったが、目覚めたのが5時。うーん、ちょっと早かった。そのまま起きていればよかったが、また眠くなってしまってダウン。次に起きたら、藤波貴久の凱旋記者会見の始まっている時間だった(でも、手違いがあって、ぼくはその予定を知らず、ジョセップがアモス・ビルバオにズボンを脱がされて照れている写真をプレゼントしようと、起きてすぐ、プリントの作業を始めたりしていた)。


 午後から、藤波インタビュー。ほんの数日前に話を聞いたばかりなんだけど、今回はDo you have a Honda?のコマーシャルを作った松澤氏の筋でのインタビュー。この松澤氏はなかなかぶっ飛んだ人で、30分あったインタビュー時間のほとんどを、ひとりでしゃべり続けて、ぼくと藤波は松澤さんが語るトライアルのすばらしさを聞き続けることになった。
 最後に松澤さんに「明日も来るだろ」といわれる。翌日、藤波貴久にまつわるホンダ関係者が一堂に会して祝勝会を行うという。モンテッサに長く駐在して、定年退職し今は引退されている宮田さんや、ど・ビギナートライアルでもお世話になっている元開発陣の橋本さん、長年HRCトライアルチームのトランスポーターを動かし続けてくれた土田さん、イーハトーブにAPE100改をデビューさせた丸山さん、HRCミーティングの仕掛人の種山さん、その他、あの人もこの人も、みんな仕事を離れて藤波を祝福に駆けつけた。
 メーカーのスタッフは、雑誌取材陣にはなかなか敷居が高い存在だけど、ことトライアルに関してはそんなことはない。みんな、トライアル仲間である。その中でもこの日は、特にそんな一体感を感じたものだった。それがまた、藤波貴久の魅力ゆえのものかもしれない。
 ウイダーと藤波、トライアルとの橋渡しをした山本さんからは「来年は地上波での放送を目指したい」と心強い豊富も飛び出した。最後は、藤波のカラオケ姿で締めくくり。小林直樹の絶妙なアドリブのしきりも感動だったけど、藤波の人をひきつける力にも、あらためて感動もの。
 なんだかんだで、スイス以来、藤波づけがつづいている。時差ぼけの方も、夜10時に寝て12時に起きてしまって5時まで寝られなかったり、絶望的。藤波本人は大丈夫なのかなぁ。まぁ、今は時差ぼけなんかにかまっていられる場合じゃないんだろうけど、こちらはちょいとしんどいぞ。