雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

イチローの分析

イチローの自分の戦い方の分析はおもしろい。
言葉少なに自分の活躍を語るシーンは、へたな評論家よりも当を得た指摘をしている。
2004年、イチローのバットの構えは寝ている。そのことを語るイチローは「バットは寝たのだ」と語った。足の位置、背中の姿勢、その結果、バットは寝たんだそうだ。寝かせたのではないと。
ヒットを打った、凡打になったというのも結果ではなく、その内容が重要だと語る。打ちそこねた打球がヒットになることはあるが、それが続いて打率が上がっても、ハッピーではない。
こういう分析は、でも、ぼくの身近でも感じることがある。藤波貴久や黒山健一のコメントだ。彼らは、優勝したりクリーンをしても反省材料を語ることがあるし、負けたり5点になっても収穫を語ることがある。イチローのコメントに近い。
イチローの前者のコメントのようなテクニカルな発言も、トップライダーから聞かされているかもしれないのだけど、ぼく自身にトライアルテクニックについての分析力がないので、気がつけずにいるのかもしれないけど、アクセルを開けたり足をあげたり、後輪を跳ねさせたり、ぼくらが見つけるのは、大きく目立つところが多い。でもその陰に、もっと重要なエッセンスが隠されているにちがいない。
イチローのコメントを聞きながら、ぼくもトライアルライダーに、こんなコメントを語らせるようにがんばろーと思いました。
それにしても「イチロー」というネーミングとか童顔だからヒゲを生やすとか、イチローのプロモーション対策も、たいしたもんだと思う。まぁなにはともあれ、がんばってみるかな。いろいろと。