雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

その日だけ悪天候(相模川日記)

クリーンアップトライアルのロゴ

 まぁ、こういうこともあるでしょう。
 金曜日までいいお天気で、準備をはじめたら雨と風が強くて、月曜日にはとってもいいお天気。今これを書いていながら窓の外を眺めたら、やっぱりいいお天気です。


 スポーツランドSUGOの藤原さんが、トップカテゴリーのモトクロスだけじゃなくて、庶民のスポーツとして形作ろうと、そういうレースを開催したとき、参加者は6人だったそうだ。トライアルはひとつのセクションを走るのはひとりずつだから、参加者が300人でも3人でも変わんないけど、モトクロスはよーいどんだから、参加者が少ないともろにさびしい感じになっちゃったんじゃないかと思う。
「で、どうしたんですか?」と聞けば、藤原さんはにこにこしながら「やりましたよ」とおっしゃる。二人いればレースは競争はできますからね。まぁきょうそうの成立はともかく、ことこの世で重要なのは、続けていくことだと、藤原さんはおっしゃる。ぼくもそう思う。参加者6人でもあの大会はやった。開催するかどうかの心配はしないで、とにかく会場に行けばいいと、参加者は安心できるもんだって。
 そーいえば、トライアルの黎明期を語るときによく出てくる話に、会場へ行ったら主催者が雨が降ったんで家で寝ていた、というのがある。どんな事情かは知らないけど、その主催者は主催者としては立ち直れないでしょうね。
 しかし今回、相模川でまるでぼくらは、そういう目に遭った。大笑いです。笑い事かと思われるけど、こういうときは笑ったほうが楽しいじゃないですか。で、じゃ、スタッフみんなで遊んで帰ろうと決めかけた頃に、参加者がぽつりぽつりぽつりぽつりぽつりと現れたのでした。
 でも、今回も、また収穫がありました。トライアルに対して、これまで近づきがたいものを感じていた田中さんが「もっと早く始めればよかった」と喜んで(もちろん内容的にはくやしさいっぱいのはずですが)帰られていった。田中さんは、TY-Sでとことこと自走してこられた。すっかりトライアルのペースになっているぼくらには、自走でトライアル大会に出かけるなんて思いもよらないけれど、そもそもトライアルの楽しみって、こういうものかもしれないなぁと、田中さんには教えてもらった思いもありました。
 トランスポーターで、しかも仲間とやって来るから、どんどん過激なことに挑戦できるのはいいけど、マシンと人間を壊すのがこわい人には、近寄りがたいものになります。自走できても安全に帰れるというのも、この大会のめざすもののひとつになるんでしょう、これから(もちろん、万が一の可能性は常にあるから、安全に帰れる保証はできませんけど)。
 参加者が少なくてもへこたれず、ええい、2月にもまたやります。2月27日に、やりましょう。今度はいいお天気なので(ほんとか?)ぜひお集まりください。