雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

水面下

 この1ヶ月、いろいろと楽しい話があったのだけど、まだないしょというのが多くて、どうもすっきりしない日々が続いてます。
ちゃんと決定していなかったり、実際に動きだすかどうかがわかんなかったり、まだ雲をつかむような話だったり、最初から「ここだけの話」だったり、ないしょレベルの度合いはいろいろですが、3ヶ月くらいの間には、全部ずらずらと書き並べて、ちゃんと紹介したいなぁ。


 なにかを発表するというのは、けっこう勇気がいることです。ぼくなんかもう25年も雑誌屋をやっているから、発表すること自体には慣れてしまって、新鮮な感じは薄れてしまっているのですが、これでいいのかという気はしないでもありません。
 ときどき、書いてはいけないことを書いてしまったり、書き方をまちがえてしまったりして、ごめんなさいと平謝りすることもありますが(しょっちゅう)、そういうことがあったほうが、ときどき身が引き締まっていいような気もします。
 発表には勇気がいるし、データを整えないといけません。イベントひとつやるんだって、エントリーフィーはいくらなのか、雨が降ったらどうするのか、集合時間は何時なのかと、伝えるべきことをそろえてからじゃないと、発表できない。データが揃っていないからと発表を先延ばしにしていると、タイミングを逸してしまって、役に立たない情報になってしまうことも多々ありです(そういうことをやってしまって自分が損をしたり、どなたかにたいへんな損を与えてしまったり、失敗談は枚挙にいとまがないですが)。
 発表のタイミングというのは“絶妙”というのがあって、芸能人の離婚や結婚の発表を見ると、そのタイミングについて学ぶことができます。週刊誌にスクープされちゃったからその前に発表しちゃえ、というのは主体性がなくてなさけない気もするけど、それだって、短期間の間に状況を見きわめて対応を決めなきゃいけないから、参謀の決定はけっこう英断なんじゃないかなぁ。
 トライアル畑の人からは「雑誌やテレビがトライアルを取り上げないからなー」という訴えをよくいただきます。でもさ、テレビや雑誌で取り上げられているものって、たいてい猛烈なアプローチをして「のせろのせろ、映せ映せ」とやってるんだよね。バラエティ番組でお笑い芸人が出てくると、1秒でも長くテレビに映ろうと必死だけど、あの世界ではそれが正しい姿なんでしょう。
「あんまり大げさに発表しちゃっても……」と遠慮がちの発表を望む声も良く聞きますし、取り上げられるのはどっちかというと歓迎じゃない、みたいなご希望もあります。テレビや雑誌(この場合の雑誌というのは、自然山通信みたいなのはのぞく)でとりあげられないのは、トライアル側からの情報発信も足りないんじゃないかというのが、最近の感触なんだけど、どうだろう。
 そういえば、日本人は意見を言うのが苦手らしいです。そういうのが、発表下手にも通じてるのかしらん。ぼくも、水面下の話題ばっかりかかえていないで、早くちゃんと発表してみんなに喜んでもらえるようにしないといけないですね。がんばろー。
 写真は、例によってまったく関係ないけれど、近所の電気屋さんのiMacのiSightカメラを使って撮ったもの。オプションを選択したら、こんな顔になった。うちの娘が高校に合格したんで、そのお祝い(?)に撮ってみました。頭をちょっと回転させるとぜんぜんちがう顔になるんで、首根っこを押さえつけて、おもしろい顔になるように苦労してます。