雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

ベルドン・終わりました

 最終日は、延々と山のてっぺんまで行くコース(まさに絶景)。この日は茅沼兄さんを含めて、全員きれいにスタートした。最終日だし、この日は山のてっぺんまでイクから、格別なのだ。マリオもようやくスコルパSYに慣れてきて、楽しそう。


 とりあえず結果報告をすると(結果なんかどうでもいいという話もあるけど、これはコンペティションなんで、結果が出るのだ)、ぼくらのベテランVというクラスの優勝は43点だった。例のTLRのイギリス人のおっさんはきわどいところで勝てなかった。彼は2位。
 並木さんがぼくらの中では最上位で116点、14位。クリーン40、1点29、2点6、3点15、5点6。ぼくと斉藤さんのし烈な争いは、ぼくが1点差で最終日に逃げ切った。いやー、神経戦をやっちゃった。おかげでとっても充実したコンペティションができました。ニシマキの減点は162点21位。クリーン37、1点12、2点13、3点23、5点11。斉藤さんは163点23位(間に斉藤さんと同点でクリーンが多いフランス人がはいってる)、クリーン33、1点15、2点12、3点28、5点8。斉藤さんとの勝負はおもしろかった。斉藤さんはくやしがっているけど、5日間走って1点差というのはすごい。
 でもぼくはベルドン2回目だし、ヨーロッパ経験はたくさんあるし、何もかも初めての(なんとツートラをまともに完走したこともないらしい)斉藤さんは、よくまぁ5日間走ったもんだと思う。くせになってしまって、ぜひもう一度来ると誓いを立てているようであります。
 マシンを壊してセクション不通過がたくさんあるマリオは27位。減点は174点だけどクリーンは57もあるし、セクション不通過分の減点が120点もある。ほんとだったら表彰台をねらえたのに、お気の毒でした。でもマシンが壊れて別のマシンに乗り換えてもリザルトにはそのままのっかってるというところがフランス的だ。
 七海さんは31位。減点211クリーン23、1点15、2点8、3点36、5点14、タイムペナルティらしき減点が2点ある(どういう減点なのかは不明)。
 茅沼完治さんはスタートだけしてゴールまで直行した日などあったけど、39位でリザルトにのっている。減点821点。クリーンは10(5日目の最終セクションはクリーンなすった。ニシマキは1点ついてしまいました)。セクション不通過減点は670点になってます。
 茅沼保文(兄さん)は1日目を走ったあとクラスを変更して黒ゼッケン(セクションがやさしくてセクション数も少ない。ただしコースは同一)になった。順位はついてなくて、減点414点。クリーン2、セクション不通過減点は320点となった。
 とまぁそんなわけで、その他もろもろ、いろんな話があるけど、それはまたおいおい。
 完治さんは足の打撲が痛くて、並木さんはあばらが痛い(たぶんクラックくらいは入ってるだろう)。七海さんは膝がもう限界ということで、人車ともに無事だったのはぼくと斉藤さんだけだったけど、まぁみんなおおむね無事に5日間をすごすことができました。
 表彰式で「今度はもっとたくさんの日本の友だちを連れてきます」なんて言っちゃってウケちゃったから、また来なくちゃいけなくなった。今回の5人のメンバーによれば、トライアルやってるなら、ベルドンを走らなきゃ損だ、ということです。そう、ヨーロッパのトライアルは、うんとうんとおもしろいのですよ。
写真は、山の上の上まで登っていく途中の一コマ。こういう草原ばかりかと思いきや、片側が絶壁のところなんかも走るんで、この景色にだけ憧れてベルドンに来ようとは思わないほうがいいです。でもおっかないだけで、たいしてむずかしくはないんだけど。