雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

世界選手権終わった

 なんだかハードな週末だった。
 今回はスコルパがオートバイを貸してくれたので(ベルドンのときに社長にあったのでお願いしておいた)その点はらくちんだったんだけど、土曜日に山の上からオンコースで降りてきたら、右手首が痛くてビデオカメラが持てなくなった。ベルドンのときにはぜんぜん感じなかったんだけど、やっぱり軽く腱鞘炎かなんかになってるみたい。


 腱鞘炎の話を直ちゃん(藤波直子さん)にしたら「仕事しはじめたら痛くなったってことですよね」と言われてしまいました。あー、なるほど。仕事しなけりゃなおっちゃうのか。ぼくはてっきり、ベルドン5日間のライディングより、金曜日と土曜日にかかえていたビデオカメラの操作のほうが重労働なのかと思いましたよ。
 試合後、藤波家にはお稲荷さんをごちそうになりました。標高が高くてお米がイマイチとのことだったけど、素晴らしかった。ついでに湿布ももらっちゃった。右手首に巻いてます。
 藤波家はもう一泊していくの帰るのとどたばたしていたけど、結局帰ることになっていきなり身支度が始まった。ぼくはなんとなく仕事をしたくなかったので(ごめんなさい。なんだかとっても疲れちゃって、こんな日記は書けるくせに、試合のレポートは書く気になれない)、藤波家の帰り支度の間、夢ちゃんの相手をすることにした。金曜日にはようやくさわれるくらいで大ニュースだったけど、今日は二人で手をつないでお散歩をした。イタリアのフェデレーションのおばさんがやってきて「あなたのパパのことはよーく知ってるのよ」なんて夢ちゃんに近寄ってきたら(と言ってたかどうかはわかんないけど、まぁそんなところだと思う)、人見知り夢ちゃんはぼくのところに逃げ込んできた。健一さんに続いて、イタリアのおばさんにも勝利したニシマキです。このおばさん、あとでマリオに聞いたら、マテオ・グラッタローラのお母さんだった。
 夢ちゃんとパドックをひとしきりお散歩して帰ってきたら藤波家の身支度があらかた終わっていた。今回モーターホームを運転してきたのは貴久本人で、明るいうちに山を下りないと、コーナーを回りきれない恐れがあるのだった。
 プレスルームは、ソロモトの6ページを抱えて四苦八苦のチリとマリオ・カンデローネ、モトチクリスモの人(名前は知らない)がお仕事中。ひとりひとり、仕事が終わって消えていきます。
 写真はセクショントライ中の藤波。今回はビデオ撮影に専念してスチール写真は原則として撮らなかったんだけど、ここだけちょっと撮ってみた。画面の下のほうに、ビデオカメラのレンズが写りこんでしまっています。