雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

フジガスベア?

 藤波貴久の公式Webサイトで、こんなものが新発売になった。いえいえ、もちろん夢奈ちゃんを売りに出したわけじゃない。夢ちゃんが持っている、小さな熊さんだ。
 この熊さん、藤波大好きファンのテディベア製作者が、愛しの熊さんにフジガスウェアを着せて仕上げたもの。これを持って街を歩けば、少々の階段はクリーンできるし、こいつといっしょに観戦に行けば、フジガスは華麗にクリーンして優勝し、そして世界チャンピオンに返り咲くというお守りの熊さんでもある。


 実は、こういうのがトライアルの世界で受け入れられるのかどうか、いろんな読みがあって、半信半疑。テディベアが好きな人がフジガスファンにいれば、このお値段は破格だから、きっとあっという間になくなってしまうはず。でもテディベアの価値がわかんなければ、ほしくもなんともないでしょう。
 トライアル用品だって、ふつうの人から見たら「なんでそんなもんに何万円も払うのさ」というような買い物がけっこうある。そりゃ、リヤフェンダーの1万円には、それだけの価値と必要があるから買うのであって、トライアルを知らないひとのご指摘はもっともかもしれないけど、大きなお世話である。
 トライアルずっぽしの世界に住みついていると、こんなふうに、いろんなところで価値観のギャップが染みついてくるようになる。ときどき、シャバの空気を吸って、ふつうの価値観を取り戻しておかないとあぶないかもしれません。いまや、熊さんだってシャバの空気を吸いに、街の中まで降りてくる時代だ。トライアルライダーだけが、ひたすら山にこもって降りてこない。
 そういえば、きのう山の中を走っていて熊に出会う夢を見ちゃった。ぼくは熊に会ったことがない。だから夢に出てきた熊は、ヒグマくらいの大きさは合ったけれども、ぺたっと座って手で草を食べていた。やってることはパンダだ。実際に熊に会っていたら、きっと夢の中の熊さんは、もっとどう猛に振る舞っているちがいない。熊の前をなんとか通り過ぎたら、次にはライオンが出てきた。ライオンは、タンザニアの自然公園で会ったことがあります。でもなんでライオンだったんだろうなぁ。
 というわけで、藤波ベアがどんな人に受け入れられて、どんな人のマスコットになっていくのか、ちょっと楽しみな今日この頃です。
フジガスネット
お知らせのコーナー
Webshop