世界選手権バイクトライアル最終戦日本大会・関板取/寺井一希を追う。 (2008/01/15)
バイクトライアル世界選手権は、大胆かつ繊細なテクニックの応酬。静かな中にも、熱い戦いが繰り広げられる見ごたえのあるトライアルだ。2007年。岐阜県関市板取でのバイクトライアル(自転車)世界選手権。最終戦という舞台設定は過去何度も経験がある。しかし今年は、開幕戦第1戦がチェコ、そして日本は第2戦にして最終戦という、異様なスケジュールとなっていた。つまり例年にまして、日本大会のもつウェイトが大きくなっていた。海外選手の来日参戦も、いつになく多い。にぎやかな世界大会となった。
日本チャンピオン、寺井一希は、今年こそ世界タイトル獲得かと期待されていたが、開幕戦チェコ大会ではまさかの6位。ゼッケン2番をつけながら、苦しいポジションで日本大会にのぞむことになった。しかし寺井の戦いに挑む姿勢は変わらない。「ライバルはいつもの通り自分自身」。全世界チャンピオン、ダニ・コマスのオーソドックスで美しいライディングともちがう。開幕戦で勝利したベニト・ロスのパワーみなぎるライディングとはもちろんちがう、寺井には、寺井にしかできない技の数々がある。その技が、すべて決まれば、寺井のチャンピオンは、けっしてけっして、夢ではない。
板取に舞う寺井一希。日本一のバイクトライアルライディングは、映像の中からも大きな感動を呼んでくれるにちがいない。
そしてオット・ピが最後に見せてくれたファイナル・デモンストレーションの模様も収録。
◎DVD 85分
◎2900円
◎JANコード/4560187780561
◎2008年1月21日発売予定!
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