世界選手権最終戦、イタリアGPの土曜日に、参加者、関係者、報道陣を集めて重大発表があるということで、こちらがその重大発表の会場。いまやFIMの事実上のトップとなったイグナシオ・ベルネダ(元トライアル委員長、タレスやビルバオの時代にスペインの協会チームを引き連れて世界選手権を転戦していたトライアル人)が壇上に登場して、トライアルの未来について熱く語ったあと、現トライアル委員長、ティエリー・ミショー、そしてジェイク・ミラーが今後について語った。
会場には選手を始め、多くの関係者がつめかけたが、これはもしかして、来年以降のルールの改変の発表があるからではないかと想像したからではないか。しかし事実は、来シーズン以降、トライアルのよりよき発展のために、トライアル・プロモーターが誕生するという発表だった。その親分に就任するのが、これまでFIMトライアル世界選手権で長く広報官を務めているイギリス人のジェイクで、プロモーターとなるのは運営する広報会社G2Fの子会社的存在のSport7だ。
ジェイクはこれまでも、トライアルに関連する数々の仕事をこなしてきた。ドギー・ランプキンの広報官としての経歴は18年、世界選手権イギリス大会の主催活動も5回におよび、レッドブルとは15年、FIMとホンダとの関係は12年にもなる。
最近は忙しそうで、日本GPの際にも来日しないこともあったりしたが(そういうとき、今年のもてぎには来ていた。左の写真は表彰台に藤波といっしょに乗ったルナちゃんと大貴くんを運んでいるジェイク。
FIMとSport7との契約はとりあえず5年ということで、2022年まではジェイクを中心にトライアルGPなどのトップイベントの広報啓蒙活動が行われることになる。
この会場で発表されたのは、トライアルGPの開催数や開催場所。トライアルGPとトライアル2は、土日のダブルヘッダーを8大会、ヨーロッパで6大会、ヨーロッパ大陸以外で2大会(日本とアメリカとオーストラリアが同一年に開催されることはない、ということだ)。トライアル125とトライアルウイメンは4大会。ベスト主催者とは複数年の契約ができる(もてぎでの毎年開催はこの条項による、ということになる)などなど。
トライアルはモトGPのように発展する素地があり、今回のプロモーター誕生はそのチャンス。FIM、主催者、チーム、ライダー、プレス、観客の皆さん、みんなが一丸となって、トライアルを盛り上げていこうという発表会だった。


