1月12日、インドア・インターナショナルの第2戦が開催された。第2戦はモンペリエ。地中海に面した南フランスの町で、イタリア国境とスペイン国境のちょうど真ん中あたりに位置する。ここではボウとブストが同点決勝を争うという緊迫の勝負を演じ、結果、ボウが勝利した。
ボウ優勝、ブスト2位という結果はさもありなんの結果だが、ソンドレ・ハガが大金星の3位に入った。4位にブノア・ビンカスが入った。ビンカスは最初のラップ(5セクション)でボウを下して2位に入る好調ぶりを発揮した。インドア・インターナショナルはフランス国内を転戦するから、母国を愛するフランスのみんなは大喜びだったことだろう。5位にTRRSに移ったアニオル・ジェラベルト、6位ヒューゴ・デュフレス、7位にニューマシンを発表したばかりのEMに乗るガエル・シャタニュとなっている。
そして翌週の19日はトゥールーズ、ここでもハガは好調で、4位をキープした。優勝はハイメ・ブスト。しかしこれに肉薄して2位に入ったのが、またもトビー・マーチンだった。
ブスト、ボウ、マーチン、ハガの4人によるファイナルでは、ボウが最初に5点を取ってしまって万事休す。マーチンがうまく点をまとめてブストとの決勝に進んだ。
世界選手権でないノンタイトル戦だから、ボウとすればあくまで肩慣らしの興業参戦だが、それでもマーチンがボウに肉薄し、ときに勝ち、あるいはハガが上位に入ってくるのは、来たるXトライアルシーズン、そしてトライアルGPに向けて、楽しみの増える結果となっている。
このトゥールーズ大会では、イギリスの若手、ハリー・ヘミングウェイが参戦して7位。しかし最初のラップではアニオル・ジェラベルトに1点差と迫るなど、ここでもヤングパワーの将来が楽しみな結果になっている。