2月16日〜17日、大阪府万博記念公園でFIM E-Xplorer World Cup大阪大会が開催される。これは2024年のE-Xplorerの開幕戦となる。
このワールドカップは、人工的に設営されたモトクロスコースを男女1名ずつがチームを組んで勝敗を競うもので、使用マシンは電動マシンに限られている。シリーズは2023年から始まっていて、初代チャンピオンは初年度は日本のチームTeam MIEが獲得している。ライダーはサンドラ・ゴメスとホルヘ・サラゴサだった。ゴメスといえば、ライア・サンツの次に出てくるだろうと言われたスペインのトライアルライダーで、兄は2011年ジュニアカップ(T2)チャンピオンのアルフレッドだが、この兄もエンデューロに転身してトップライダーとなっている。
2023年はEMチームも参戦していて、開発に携わるクリストフ・ブルオン(野崎史高とチームメイトだった時代がある)も参戦していたのだが、今年はリストに入っていないようだ。反面、HRCチームが参戦してきて、にわかにこのイベントも脚光を浴びてきている。
参加選手などが把握しきれなくて、このイベントそのものの紹介が遅くなってしまった。その反面、解説者やMCの人選は早くに発表されていて、これがなんと。
解説は小川友幸と黒山健一、盛り上げMCには上田万法(村田慎示アシスタントでもある)が起用されるという、たいへんトライアル的な人選となっている。これはコースにトライアル的セクションもあったり、ライダーにトライアル出身系が多いということだったが、発表された一覧を見ると、どうもそんなにトライアル的でもなさそう。
ともあれ、EVPによる男女ペアのオフロードレース、トライアル・デ・ナシオンにも男女ペアの新しいクラスができているが、男女ペアはこれからのモータースポーツの新しいフォーマットになるのか、日本大会がシーズン開幕戦ということも含めて注目だが、とりあえずトライアル的には、マイクを持つ3人のトライアル勢を応援したい。