雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

相模川の道普請

08年3月道普請
 久々の相模川のお話。
 トライアルに限らず、いろんなカテゴリーのオフロードライディング入門者、四駆遊びの人たち、ラジコン飛行機を飛ばす人、釣りをする人、バーベキューを楽しむ人々。相模川のこのあたりには、たくさんの人たちが集ってくる。
 そんな人たちがみんなで協力して、河原のデコボコ道をきれいにしましたという一日が、3月16日にあった。


 相模川の河川敷、通称猿が島では、今河川敷工事が行われている。圏央道(さがみ縦貫道)のパーキングエリアがこの付近に建設されるに伴い、ここを流れる山際川の流路を変更するためのものだ。今まで入り口となっていたエリアが新しい河川となり、ここで遊ぶ人たちは別に設けられた出入り口から出入りをすることになった。
 で、この新しい出入り口と、その周囲の移動路が、ひどくデコボコしていて、乗用車で来る人などには、なかなか険しいドライブを強いられていた。で、相模川利用者連絡会の釣り部会(相模遊水会)よた提案があって、みんなで道をなおそうとなったわけ。本来は、道路から降りてくる道のデコボコを、という話だったが、この部分は河川工事をしている奥村組さんがやってくれていたので、それ以外の細かい部分を勇士の人手行うという算段。水溜りや穴ぼこを、河原の玉砂利を小型の重機を使って運んできて埋めるというのが主な作業だ。
 手仕事だから、恒久的な仕上げにはならないかとは思うが、みんなの気持ちがひとつになるというのも、こういう作業の大きな目的のひとつである。
08年3月道普請
 とはいっても、残念ながらオートバイ関係でこの作業に参加したのはごく少数だった。予定が決まったのが突然だったのもあるし、告知をする場所も限られているのもある。トライアル愛好者に、無理してきてくださいとはいえないし、むずかしいところではある。
 釣り人たちは乗用車で来る人が多いから、このエリアの道が悪いのは切実だが、オフロードライダーは道が悪くたって困らない(トランポが走る道はきれいなほうがうれしいのかもしれないけど)という方向性のちがいも大きい。
 これに参加してくれた斎藤勉さん(川崎市)によれば、穴埋めに使っていた玉砂利は、セクションの障害物として手ごろなもので、これを使われちゃうと、ちょっと悲しいという思いもあったらしい。けれど、利用者がてをとりあって環境を維持していくには、譲るべきところもあるってもんだ。
 それに、道に穴を開けてる主はトランスポーターやオフロードバイクでもあるわけだから、こういう作業はみんなでやらないと逝けないわけだ。
 わざわざその日に来れなくても、たまたまきてくれている人が「手伝おうか」と寄ってきてくれれば河川敷の未来は明るいんだけど、よくわからない人たちがへんな作業をやっていて近寄りがたいからなのか、遊びにきたんだから作業なんかしたくないもんねーと思っているのかはわかんないけど、作業を横目に通り過ぎていくライダーがいるのは、ちょっとつらいもんでもある。
 告知活動については、自然山通信も責任の一旦はあるわけだから相模川利用者連絡会と連携してうまい手を考えるとして、公共の場所で遊んでいるときには、自分のライディングにいっしょうけんめいになるばっかりじゃなくて、まわりにもまわりにも目を向けてほしいなと思うんだけど、むずかしいことかな?