雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

この夏のお楽しみ

諏訪神社の看板

 この夏の告知、その1。
 トライアル大会もやるんで、そっちのほうが先に書くべきだけど(本業だしね)、回り道寄り道が身上故、こんなふうになりました。
 楽しいイベントだから、この企画書もって地元新聞社などに回ってみようと思います。
 さて、どんな夏になりますやら。どきどき(不安もたっぷりなのだ)。


高田島通信 2009.6.20
川内村高田島に、この夏若者が集結
諏訪神社に天井画を奉納するサマーキャンプ

09例大祭記念写真

 福島県双葉郡川内村には、第一区から第八区まで、八つの行政区があります。その第一区が、通称(古い地名)高田島と呼ばれる行政区です。
 高田島には、いくつかの伝統ある神社があります。その中でも高田島を代表するふたつの神社が、糠馬喰山にある八幡神社と、今回の主役たる諏訪神社です。
 今回、諏訪神社の社殿の天井の老朽化がテーマとなり、若干の改修作業を施すことになりました。その際、ただの工事でなく、後世に残る文化を残せないかということで、企画されたのが天井画の奉納です。
 地元で建築設計をおこなう一級建築士の大塚尚幹氏(多摩美術大学卒業)の采配のもと、のべ100人近い大学生が高田島を訪れ、神社の天井画を仕上げていくというこの夏の一大イベントとなりそうです。
 天井には70枚の天井板がありますが、このうち中心となる26枚を漆塗りし、さらに中心の12枚に金箔を貼り、そこに高田島ゆかりの植物などを天井画として描いていきます。
 やってくる大学生はモデル・プロダクション(東京学生英語劇連盟)の仲間たちで、関東のさまざまな大学に在学しているアクティブな面々です。今回は、東京藝大や多摩美、武蔵美の学生さんがチーフとなって、劇団の大道具小道具係に指示を出し、桟木をはじめとする周辺工作を含め、大きな天井を仕上げていくことになります。

 彼らは、制作ボランティアとして高田島にやってきます。地域ができることは、地産のおいしい食材を提供することくらい。そこに、地域と若者たちの生きた交流が生まれれば、これも今回のプロジェクトの大きな目的のひとつです。
 この夏、高田島と若者たちの息吹に、ご注目ください。
*中央写真は5月におこなわれた諏訪神社での例大祭にて、住民の記念写真。下は現状の天井と完成予想画。