雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

オートバイ勉強会

1004お勉強会2

ここは校庭だったところ。ちょうど、オンロードとオフロードの境界線になってます



 こじんまりと、第一歩を始めました。カリキュラムは、トライアルバイクを使ったオートバイのお勉強会。トライアルマシンに触れていただくことと、川内村というところにきていただくことと、目的はふたつでありました。
 こちらは二兎を追い、さて、やってきてくれたみなさんは、なにを目指してこられ、なにを得ていっていただいたか。今年はこんなイベントを、11月までおおむね毎月(9月はお休み)おこないます。

1004お勉強会1

1300ccでツーリングしてきて、125ccのトライアルバイクでお勉強します



 今回の参加者は6名様。うち4名様がオートバイでいらっしゃいました。BMWの新しいGSとCB1300が3台。合わせると5リットル以上になります。すごい。
 この4名様ともうおひとりが前日からやってきて、お鍋かこんで、ちょっとだけ宴会しました。お鍋はご近所の鈴木商店でつくってもらいました。コンビニもファミリーレストランもない山の中だけど、仕出しをしてくれる魚屋さんもあるし酒屋さんもあります。生活には困らない。
 みなさん、東京、埼玉、千葉、神奈川からおこしだったけど、ロングツーリングお疲れさまでした。ということで、健康的に10時ごろには、みなさんぐっすりお休みになられました。
 さて朝はもうおひとりやっていらして、6名様のお勉強会の始まりです。
 実は先に到着された5名様は、前の日に30分だけ予習をしてもらって、すでにスタンディングスティルを半ばマスターされてしまっていた。予定通り日曜日にやって来る方には申し訳なかったけど、先着の5名様が歯磨きなどしているうち、すっかり追いつかれてしまった。みなさん、スタンディングスティルは30分でできちゃうようになるもんです。自然山DVDの宣伝文句は、うそじゃないのだ。

1004お勉強会4

クラッチワークのお勉強してます。背後に見えるのは集落の集会所。立派。ここにも泊まってもらえるようになるかも。



 お勉強会は、クラッチやアクセルの使い方に進みます。トライアルでは(うまい人も下手な人も)無意識に使い倒しているアクセルやクラッチですが、上手な人に言わせれば「おまえのはアクセルワークもクラッチワークもオンオフのスイッチだ」ということになります。
 いきなりスイッチでない操作を覚えるのは至難ですが、スイッチでないアクセルワーク、クラッチワークが世の中に存在するのだ、ということを発見する機会があってもいいじゃないかということでやってます。
 今回の人たちは、とても優秀な人ばっかりでしたけど、以前、トライアルマシンを持ってるんだけど、という人にこのメニューをやってみたところ、まるでオートバイが思い通りに動かなくて「あー、自分の下手を再認識させられました」と納得してもらったことがありました。

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春になる直前なんで、草刈りとかの手間は省けました。裏山です。



 お山にも出かけました。お山といっても、すぐそこ。歩いても行けます。この裏山、ちゃんと持ち主がいるので、遊ばせてくださいとお願いしておきました。「なんか悪さするんか?」と笑いながら了解してもらいました。こういう悪さをするわけです。
 木を切ったりはしてないので、ちょうどじゃまなところに木が立ってたりする。うまいことよけながら走ってるうちに、自然とトライアルになってきます。でも、うまい。今日初めてトライアルバイクに乗ったなんて思えない。なんか、木にフロントを載せて、そのままフローティングターンでもしそうな勢いです。実は、このあと足をついてバタバタッとなるんだけど、バタバタだろうがなんだろうが、初めて山に連れ込まれると、それだけでアタマ真っ白になるのがふつうです。

1004お勉強会5



 落ち葉を踏みしめて、走ります。平らなところはいいけれど、ちょっと登りになっていたり石ころが落ちていたりすると、手ごわい難所になったりする。ラインの読みとか、微速前進し続けるテクニックとか、このへんからは高度なトライアルテクニックにつながっていくんですが、この頃になると、みなさんだいぶお疲れです。教えてもらっても汗といっしょに全部蒸発していきそうな勢いです。
 そうそう、お昼ご飯は、これも鈴木商店にお弁当をし出ししてもらいました。この集落には焼き鳥屋さんもあるので、焼き鳥でいっぱいもやりたいところだけど、飲んじゃうと帰れなくなっちゃう。午後3時過ぎ、みなさん、都心方面に向けて再びツーリングライダーに変身。
 ほのぼのトライアル勉強会は、こんな具合に進行していったのでありました。遅くなったけど、ご報告です。