雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

お米の種まき

100417ハウスの雪下ろし

 あったかい地方では、もう田植えもやっているのかもしれないけど、当地はまだもうちょっと先になる。というか、お米はようやっと、種籾が発芽の準備にはいった段階だ。
 そこまではまぁ予定どおりなんだけど、なんだい、今年の天気はまいったなぁということで、いつもとはちがう種まきの儀式が必要になった。
 やってるのは、ハウスの雪下ろし。ビニールハウスは雪に耐えるなんて覚悟はできてないから、あんまり雪が積もるとつぶれちゃう。過去にもそういうことはあったそうだ。ということは、過去にもこの時期にそこそこどかんと雪が降ったことはあったんだね。


 私事としては、この1週間の気象の変化におたおたしている。1週間前は、九州は熊本で全日本選手権があった。金曜日に窓の氷を溶かしつつ浜のバス停まで行ってバスに乗ったときには、フリースを着ておりました。東京に着いたらあったかい。フリースを脱いで、かばんに詰め込んだ。ここまでは、よくあることだ。
 飛行機に乗って熊本へ着いたら、あったかいを通り越して、暑いくらい。会場へ着いたら、目の前に海が広がっていて、パドックは海水浴場ではないか。で、もう海水浴ができるような陽気だった。当然、桜のお花見は終わっている。フリースではなく、水着が必要だったと反省した。
 日曜日は、やっぱりいいお天気だった。天気予報では雨のはずだったのだけど、おおはずれ。日中は、蝉が鳴いたりしていた。「九州はこんなですか?」と地元民に聞いたら、いやいや、さすがにこの時期に蝉が鳴くことは珍しいらしい。

八代海

こちら、大雪の1週間前の九州は八代海(不知火海のほうがおしゃれ?)。天草諸島を望む

 馬刺しやからしレンコンがうまかったというのは本題ではないけど、そんなこんなで日曜日の晩はお仕事をして、月曜日の朝、飛行機で東京へ。ホテル1泊つき27,000円という大安売りのチケットで、予約の変更なんかできないはずだったけど、出発3時間前にチェックインしたら、1本前の飛行機に乗せてくれた。どうも午後の飛行機が、天候不順でちゃんと飛ぶかどうかあやしいそうで、めんどくさいことになるんだったら、乗せられる客は乗せてしまえということらしい。JALの熊本・羽田便は、がらがらでした。がんばってください。我らがナショナルフラッグ。
 で、東京に着いたら、しとしと雨で寒い。しまっていたフリースを出して、また着込みました。
 そして帰り着いて数日、浜の名所では桜がほぼ満開になったという知らせ。雨が降っていて、あんまりいいお日和ではなかったけど、ついでにちょっと見てきた。東京でももう満開は過ぎていたから、ちゃんとした桜を見るのは、今年初めてだった。なんか、季節感がでたらめになってきちゃったなぁと自分の生活のランダムさ加減をのろっていたら、大雪ですよ。大雪。
 標高ざっと500メートル。でもこの地域は、雪はそんなに多くは降らない。降っても20cmか30cm。それが今朝は、しっかり20cm積もっていて、まだ降り続いているという根性の入り方だ。午後になってようやくやんできたけれど、いやはやなんとも。
 春の雪だけど、さらさらのとてもいい雪。雪見酒もいいしスキーをするのにもいいし、ついでに花見もできる。種まきだけは、ハウスの雪下ろしをしなきゃいけないから、ちょっとめんどくさい。
 ということで、田んぼ仕事は毎年できるけど、ハウスの雪下ろしをしながらの種まきはめったにできないぞと、ついお手伝いさせていただいたという土曜日のできごとでした。