雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

カメラ買ったお祭りの日

ニコンCoolPixP300

ニコンCOOLPIX P300。この写真はiPhoneで撮りました

 カメラ買いました。このところ、原発だの放射能だのの話ばかりで景気が悪かったので罪滅ぼしです。いやちがう。ただ、ご愛用のコンパクトカメラが壊れちゃったんで、買い替えたのでした。ほしーなーと妄想していたのを衝動買い。いきなりお気に入りになりました。

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太鼓台を引くのは子どもたちなんだそうだ。がんばれや

 それまで使ってたのはニコンのCOOLPIXのL16ってやつで、ニコンのダイレクト販売で1万円だった。今じゃ1万円以下のコンパクト・デジタルカメラ(コンデジという略し方はどうもきらい)もいっぱいあるけど、これを買った3年ばかり前(正確な日付は忘れた)には、1万円だったら安い!というお値段だったんじゃないかと思う。
 お値段だけで買ったわけじゃなくて、この機種は単三電池が使えるのがよかった。古いデジタルカメラって、ちょっと使いにくいのとかがまんすればなんとか使えるんだけど、電池がしょぼくなってて使い物にならないということが多いから、なんとももったいない。充電式の単三電池が使えれば、ずっと押し入れにしまってしまったとしても、何年後かに蘇生できる。なので、ふだんあんまりカメラを使わないような人には、ぜひ単三電池が使えるヤツをお勧めしたいのでした。

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台の上で踊りまくると、提灯が揺れていい感じ。ときどき、やりすぎて提灯が燃えたりした

 L16は、突然液晶が真っ白になった。シャッターは切れるし、写真も撮れているみたいなんだけど、メニュー画面も見えないから、ストロボのオンオフをすることもできないし、ピントが合ってるかどうかも確認できない。フィルム時代のわくわく感を思えばそれでもいいのかもしれないけど、やっぱり不便だ。後継機種のL23ってやつはやっぱり単三電池が使えて、お値段は8,000円を切っている。最初は、それをぱっと買っちゃおうと思ったのだけど。
 最近、村の行事やらなんやらで、コンパクトカメラの出動頻度はなかなかに高いし。単三電池仕様が威力を発揮するのは放置されて電池が腐っちゃったような場合だから、強いて単三でなくてもいいんじゃないか。それにふと気がつけば、ヨドバシカメラのアフターサービスのポイントが5,000円くらいあった。修理費は7,000円から15,000円くらいということだから、とりあえず修理費の見積もりをしてもらうことにした。もし修理がそんなに高くなかったら、おんなじようなのふたつ買ってもしょうがないなぁと、欲が出ました。
 マイクロフォーサーズのオリンパスかパナソニックにライカのレンズをつけてみたいと思っていたのだけど、マイクロフォーサーズよりソニーのNEXのほうが画面フォーマットがでかいので、こういう遊びをする場合、レンズがもったいなくない。型落ちのNEXは3万円台で売ってたけど、ライカレンズをつけるとなるとマウントアダプターもいるし、ポケットにさっと入るような大きさじゃないしなぁ。それにソニーやパナソニックのカメラって、素晴らしいと思う反面、やっぱり電気屋がつくったカメラという印象がぬぐえない。
 そんなことを思いつつ、L16がこわれたのも、雨の日とかに使ったりするからかなぁとちょっと反省して、防水カメラにしようかと思ったり。ペンタックスやオリンパスの防水で衝撃にも強いというのは魅力だけど、どうもあの手は写真を撮ろうという楽しみに欠けている。いや、そんなのはコンパクトカメラに求めちゃいけないのかもしれないけど。

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焼き鳥屋さん。「今日はこれで屋台で遊んでご飯もすませてきなさい」と300円渡された昔日が懐かしいなー

 ヨドバシカメラのポイントがちょいとばかりたまってる。ふだんはポイントはためておく一方だから。そうなると、7,000円の予算は2万円くらいまで自動的に拡大して、ちょっといいやつだって買えそうだ。
 悩んじゃったけど、最後に買っちゃったのがP300って機種だ。ライカのD-LUX 5のまねっこじゃないかという気がしないでもないけど、ライカは8万円もしますからね。ライカの一卵性双生児のLX5だって4万円近くして、P300より1万円ほど高い。P300、お買い得ではないか。こういうカメラらしいカメラ、ほしかったのです。
 単三電池がうんぬんとか、防水機能がどうこうとか、そういうのぶっ飛んで買い物しちゃうのが、衝動買いの楽しいところですね。ついでに5,000円も出して革のケースも買っちゃった。小学生の頃、おやじに借りたカメラもロバート・キャパも、カメラは革のケースに入れるものと相場が決まっていた。それきり、革のケースなんて使ったことなかったけど、今回はちょっとキャパ気分です。
 このカメラ、レンズが24mmF1.8と広角で明るいんで、暗いところに強いし、ストロボきらいなぼくにはうれしい仕様。買ったまま、提灯祭りにでかけてみました。どれもストロボなしで撮ってみました。
 提灯祭りが有名なのは二本松のあたりだけど、ちょっとマイナーな松川町。近所には飯舘村の人たちの仮設住宅のあるところ。8台の太鼓台がわっしょいわっしょいと町内をめぐるお祭り。それでも今年は放射能の影響で全体の時間を短縮し、人の出も少なめだそうです。でっかいタコの入ったたこ焼きがうまかった。

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バックのお肉屋さんはお友だちなんですが、この日限りで閉店です。ご苦労さまでした。