雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

ご愛用のニコン

1407ウサギは写る

 このところ、ご愛用のデジカメはニコンのP300というやつだった。調べたら、2011年の地震の1週間後に発売になっていた。ぼくが買ったのは、2011年の秋だった。そのデジカメ、イメージセンサーが汚れちゃって、どうしようかなぁと思ってる。

 古い日記を見ると、原発事故や放射能の話ばっかりで気がめいってるからというわけじゃないけれど、カメラを買ってみた、なんて書いてある。消費活動に気が向くと、目の前のややこしいことは忘れられるような気がする。そういう点では、アベノミクスは世の中をよく見極めて打ち出した政策なのではないかと思ったりします。いやはや。
 政策批判をしたいのではなくて、その、2011年秋に買ったカメラが最近、イメージセンサー(正しくはローパスフィルタかもしれないけど)が汚れちゃって、へんなものが写るようになった。冒頭には、へんなウサギが写っているけど(こいつの足はどうなってるんだ?)ウサギの問題じゃない。こういう写真を撮っている分には、ほとんど気がつかないんだけど……。

1407センサーの汚れまぁまぁ

 こんなふうに、空みたいなのを撮ると、出てくるのです。ぼんやりしたものが。画面ではふたつ確認できます。まったく、レントゲン写真で腫瘍をチェックしているみたいだ。でこの写真を、ちょいちょいとコントラストを上げてみて、腫瘍が目立つようにしてみたら……。

1407センサーの汚れひどい

 こうなると、あんまり使いたいとは思えなくなる。まぁこんな階調の写真を撮ろうとは思わないのだけど、汚れているというのは逃げようがない事実だ。
 レンズが外れないコンデジは、レンズ交換の旅に入り込むであろうゴミの侵入がないはずだから、あんまり神経を使わないで使えるという点ではおいしいのだけど、入ったら最後、出ていかない。カメラを持って振動してみたりしたんだけど、結果は変わらなかった。まぁ変わらないでしょうね。

1407ケースがひどい

 このカメラ、純正の偽革ケースに入れて持って歩くと、なかなか高級カメラを持っているように錯覚されるらしくて、実際、そこそこのものを写してくれるから重宝した。ニコンの一眼レフカメラも持ってるんだけど、写真を撮る気にさせてくれるのは、一眼レフの方じゃなくて、断然こっちの小さなカメラだった。もう大きなカメラはやめちゃって、こっちだけで余生を送ろうかと思ったりもしたもんだ。
 P300は、その後、P310、P330、P340と進化して、イメージセンサーも大きくなったり機能も拡充して、なかなか魅力的な商品となった(なぜP320じゃなかったのかはわからない)。しかもこのカメラ、発売からちょっとがまんしていると、3万円を大きく切った値段になっちゃうのだ。4万円近い出費をするカメラじゃないけど、2万円ちょっとだったらたいへんにお買い得。いま、P340は3万円を切ったところだから、そろそろいい時期になってきた。
 でもそんなやさきに、α7を買っちゃったもんだから、P340は買わなくていいんじゃないかということになった。といっても、ワイシャツ(めったに着ないけど)の胸ポケットにだって入っちゃうP300は重宝だから、ゴミについては目をつぶって、本当に動かなくなるまで、愛用しようと思うのでした。