雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

うなぎを食したら記録する日記

最近はうなぎが高くてなかなか食べられないのだけど、せめてうなぎを食べる時には、1,000円は生きるための必要経費だと思い、それにプラスした金額をうなぎ経費と考えるようにしている。なにを食っても1,000円くらいは払うことになるから、2,000円のうな丼は1,000円の出費であると考えるシステムを考案したわけだ。

どっちかというと関西風が好きだけど、まぁとりあえずうなぎご飯なら何でもいいです。白焼きやひつまぶしはそんなに好まない一途な鰻重・うなぎ丼ファン、もしくはエセうなぎファンです。

2024年4月17日
東京神田「うな正」
鰻重竹2,300円

値段の差はうなぎの量の差ということで(どこもこんな感じですね)、そこそこにさせていただきました。
神田駅を降りたらあっという間。国産うなぎを使った関西風ということだったけど、ぼくの好きな関西風とまではパリパリにあらず。でもおいしい。この値段だったらすき家とかに毛が生えたくらいかと思っていたけど、おわびします。+1,000円くらいでうなぎランチが食べられると思うとうれしい。
前回の鰻重からわずか5日後だったんだけど、どっちもあんまり寄れないところなので、しかたない。


4月12日
大分県中津「川扇」
鰻重上2,200円(+皮とナンコツ1本ずつ140円ずつ)


大分・玖珠に向かう金曜日の晩に中津に泊まったので、うなぎ屋さんを探してみた。

うんと高いお店と手ごろなお店があって、うんと高いお店は最近新装開店したみたい。こちらは昔ながらの感じだったので行ってみた。

やきとりがおいしいということなので、軽く焼き鳥とお酒を頼んでうなぎが出てくるのを待った。うなぎはこんなふうに食べたいといつも思ってるんだけど、なかなか実現しない。

九州は関東か関西かといわれれば関西だと思っていたけど、ここのうなぎは関東風だった。大井川を越えたら関西風のうなぎが食べたいなぁと思っていたけど、なんの、関東風だっておいしいものはおいしいのであった。

やきとりはおつまみに皮とナンコツを1本ずつ頼んだだけだったけど、たいへんおいしかった。

日曜日の晩にまた中津へ泊まったので、今度は鰻重を並にして、やきとりをもうちょっと食べてみようと思って出かけたらおやすみだった。残念。

鰻重のお値段がこのお値段なので、やきとりはたいへんお安い。他のメニューも安い。大分・玖珠大会は来年もあるから、またここへ来るかな。

ただし周囲にあるのは、ここを含めて飲むのが専門のお店ばっかりで、日曜日に食事だけしようと思ったら、店がなくて困った。そういえば、金曜日と日曜日に同じようにここに泊まったI社のNさんは、食べるところがなくてスーパーで食材を買って部屋で食べたと言ってた。日曜日の晩は、別のところに泊まったほうがよさそうだわ。


3月29日
福島県郡山市「時代(ときよ)」
鰻重竹3,500円


腰が曲がったおじいちゃんとおばあちゃんがふたりで切り盛りしていて、いつもまだやっているかなぁとどきどきしながらでかけている。
この前行った時は、確か3,100円だったけど値上がりしていた。でも骨せんべいに枝豆、デザートにコーヒーまでいただいてこのお値段だから、まだまだ安いと思う。梅は3,000円、松は4,500円。次もどうかお元気で。


2023年12月8日
東京都北区「登喜川(ときかわ)」
鰻重上3,080円


なんでこんなところでお昼を食べることになったのか覚えていないんだけど、東京でなにか用事があって、これから帰ろうかというところで、ちょっと寄り道をしたんだと思う。高いからうなぎなんてあんまり食えない、と思っていたけど、思ったよりはひんぱんに食べていることがわかった。
このお店、ぼくが生まれた頃にできたお店で、今のご主人は三代目なのらしい。お店はこじんまりしていたけど、お昼の早めの時間に入ったら、あとから一人でふらりとやってくる老紳士がけっこう多くて、地元のみなさんに愛されているお店なんだな、という気がした。


ランチメニューがあって、1,000円台でうな玉丼とかが食べられたけど、老紳士たちがどーんと特上を頼んでいるがかっこよくて、でも特上を頼む勇気はなくて上にしておきましたとさ。


2023年11月10日
静岡県三島市「すみの坊三嶋大社前店」
うな重上6,500円


自分では食べない(食べられない)6,500円もする鰻重をいただきました。闘病中のS先生。原発事故の避難で川内村から三島市まで引っ越してしまったので、なかなか会えない。それでもT家一家が会いに行ったと聞いたり、村長が尋ねていったという話が聞こえてきて、お会いしないとバチがあたるなと行ってきた。
雨の日で、先生は駅までクルマで迎えにきてくれて、そのままこのうなぎ屋さんに連れていかれた。曰く「ちょうど昼飯時だが、おれは病気で栄養をつけなきゃいけない。だからうなぎを食わなきゃいけない。おまえは問答無用でそれに付き合え」とのことだ。初めて会った時から、機嫌のいい時も悪い時もそういう言い方をする人で、すっかりお言葉に甘えました。
せっかくの高級うなぎだったけど、うなぎの味は覚えていません。先生、ありがとうございました。


2023年9月24日
福島県郡山市「時代」
鰻重竹3,100円


安定の(お二人を見ていると、ちっとも安定の気がしないけど)悦楽の時間。昔は天ぷらとかカツなどもやってて、ふつうの食事もできたんだけど、コロナ禍でか別の理由でか、いまはうなぎばっかりになった。


2023年8月2日
福島県田村市船引「すき家」
うな丼1,620円

うなぎ料理はうなぎ屋さんで食すべし、が信条なのだけど、このときは信条を破ってしまった。最近の牛丼屋さんのうなぎはうまいという評判に、つい行ってしまったのだった。このお値段でうなぎが食べられるのだから悪くないかと思うか、これなら、ちゃんとしたお店で倍出したほうが気持ちがいいと思うかはそれぞれだと思うけど、うなぎはエサのように摂るものではなく、お店を楽しむものだとも思うので、やっぱり牛丼屋さんでは牛丼か卵かけご飯定食がいいな、という結論でした。いまさらだけど。