雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

SSDT3日め

タイトルに、SSDTのページをリンクしておきました。ページ制作者のアンディは、冗談まじりのわりと読みやすい英語を書くので、みんなも読んでみてください。
お天気は雨また雨だそうです。この数年、SSDTはお天気のいい大会が多かったけど、雨模様のこれこそが、ほんとのSSDTの姿かもしれない。「本来の姿のような今年のSSDTをそうそうにリタイヤしてくやしくてしかたがないが、なんとなくほっとしているのも事実」と杉谷は電話してきました。
さて3日め。
ヘミングウェイとパスケットは好調を続けています。トータル2点。がまん比べですね。スペイン人のパスケットは、相当がんばっていると思います。
4点で続くポンスは、当初エントリーにはなかったな。調べてみたら、パチャウさんのかわりに出場しているみたい。パチャウさんはシェルコを設計した人。ポンスは、ライア・サンツのチームの親分です。ポンスと同じ4点のマクドナルドは、最近世界選手権にも出ている地元スコットランドの若手。去年はルーキーオブザイヤーを獲得しました。
コナー5点、コリー6点、サンダース10点と、点数はばらけて来た感じ。
TYS125一番乗りはクロスウェイト。15点はまずまずですね。
優勝経験もあるアモス・ビルバオは17点でミカ・ベステリーネンに1点負けてます。こりゃなさけない。ミカは世界選手権ではなさけない面を見せているけど、この結果を見ると、ちがう能力を持っているような気がしてきた。
アモスに1点差で続くのが野崎。SSDTはスペインや日本のトライアルとはまるで別の印象もあるから、初出場の野崎は、健闘してます。もちろんライディングの実力的にはトップに立ってもおかしくないんだけど、SSDTはそう甘くない。成田は野崎に3点遅れて21点の24位ですね。ジェームス・ランプキンやティエリー・ミショーより上位にいるから、これも賞讃に値します。
ちなみにフランス人トップは、ミショーより6点少ないクリストフ・ブルオン。ジュニアカップのチャンピオンになるかもしれないベチュンは108点120位。120位っていったら、杉谷とたいして変わらない。ベチュンの能力は、ずいぶんかたよっているんじゃないかと想像できます。
イリス・クラマーは157点166位。マリア・コンウェイは178点173位。女性のトップ争いもし烈です。こいつらは、ちょっとすごいよ。
木村治男さんは222点206位。木村さんの実力からするともっと上位にいてもいいような気がするけど、杉谷が初日によこしたメールには「木村さんはとてもじょうずに、マシンを傷めないように、ていねいに走っている」とあった。木村さんの意図が見えるようなリザルトです。
249点でクリスティーヌ・ウイリアムスがいて、258点が秋山さん。272点にケリー・ウイリアムスがいる。秋山さんも、初日は苦しんでいたようだけど、だんだんなじんできましたか。水曜日頃は、たぶん体力的には一番苦しい時期じゃないかな。
辻さんは370点。だんだんペースが出てきたかな? この日はタイムオーバーはありませんでした。
金城さんは15分のタイムオーバーと、いくつかのセクションを飛ばしています。きっと荒野にぽつんと設置してあるコースマーカーを発見するのに苦しんでいるんでしょう。このへんも、SSDT慣れがあるかどうかで結果がちがってきます。
きのう、杉谷とどっこいの成績だったリンダ・マイヤーは復活しています。2日目のタイムオーバーが痛かったですね。
完走最下位のマウリさんというのは、ひょっとしてイタリアのジャーナリストのマウリさんかな? 263位。減点1481点です。SSDTではセクションを飛ばすと50点だから(申告5点は認められるようになった)こんなにすごい点数になるわけです。
さて、あと3日間。みなさん、がんばってください。
杉谷のマシンは、クランクケースを割らないとどうなっているかわからず。バイクがなくなったから、ビデオカメラを持って自動車でいけるセクションで観戦しているようです。