雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

SSDT2日目

火曜日のコースは、伝統的に長くて苦しいのだけど、まぁ、このへんから本来のSSDTがはじまりだよってところでしょうか。
きのう解説し忘れたけど、オールクリーン軍団の中に、ジョルディ・パスケットがいました。スペインのフェデレーションチームにいて、スペインライダーのスペイン選手権ポイコットには参加しなかった数少ない一人。99年に平凡な成績に終わったので「あんたみたいにうまい人が、こんな簡単なセクションでなんでこんなに足をつくの」と聞いてみたら「簡単なんだけどねー……」みたいなお返事。おまえにはわかんだろうが、いろいろたいへんなのよという含みを感じました。今回は、経験をつんでそのたいへんを克服して、オールクリーン記録を伸ばしました。
もうひとりのオールクリーンはベン・ヘミングウェイ。ベンとダンの兄弟は、ジョン・ランプキンのチーム員で、ベンが弟。兄のダンがサポートして世界選手権を戦っています。弟だけじゃなくて、兄貴もなかなかの腕前でしょ。
ビルバオやコリー、サンダースは少し後退という感じですが、なに、まだまだ先は長いです。金曜日くらいにもう一度勝負の山が控えていますから、がまんですね。
野崎は10点。顔ぶれを見ると、ルーキーのトップかな? 8点のライアン・ベル(カナダ)もルーキーだったかもしれないから、とすると、このへんがルーキー争いの焦点になりそう。
125のトップは成田にかわってクロスウェイト。トップライダーにとっては、長くて厳しい神経戦って感じです。
ベチュンは84点、23点のクリストフにはるか置いていかれました。ジュニアカップではクリストフはベチュンにまったくかなわないでいるけど、これを機会にがんばってほしいな。
イリス・クラマーは116点、167位。15分タイムオーバーしていますね。マリア・コンウェイが123点で肉薄してきています。さすがイギリス人は、こういう地形を走り慣れているんでしょうか。
日本勢は秋山さん(アルプス・ヴァン)がトップ。169点。50分のタイムオーバーがありますね。ぎりぎりって感じ。でも2点差で木村さんが125でがんばっています。木村さんはこの日は15分のタイムオーバーだけど、排気量のハンディでしょうか。セクションの点数がちょっとよくない。
カナダのウイリアムス姉妹は落ちてきた。だいじょぶかな。
辻さんは今日も40分のタイムオーバーだけど、他の人の成績を見るかぎり、1日目のタイムオーバーとは意味がちがって、この日はうまくいったようです。
金城さんは60分のタイムオーバー。確か60分のタイムオーバーは失格なので、金城さんは完走扱いにはならないかもしれない。
杉谷はなにやらかしたのかなぁ。
今、ちょうど向こうは朝だけど、水曜日は杉谷がスタートの早い時間だから、リタイヤしていないとしたらじゃましちゃ申しわけないので、電話できません。
勝手に想像するには、苦しいコースに時間がなくなって、最後のセクション・ヒル(世界選手権のゾーンとおんなじようなニュアンス)を全部すっとばして帰ってきたけど、60分のタイムオーバーになってしまいましたというところじゃないでしょうか。金城さんといっしょで、杉谷も見事失格ではないかな。
SSDT甘くない、ということです。
なお杉谷のすぐ前にノルウェーのリンダ・マイヤーがいます。彼女は序盤のセクションをすっとばしている。ミスコースでもしたのかなぁ。
早くも波乱続出ですね。リザルトを見ているだけでも、いろいろ想像できておもしろいではないですか。
ではまたあした。