雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

スティーブの巻

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 インドアを見に香港へ行ったときに、中華めしをごちそうしてくれたスティーブが、復活祭のお休みに日本へやってきた。嫁さんのウィンディといっしょ。スティーブとウィンディと聞くと、すらりとした白人を思い浮かべるだろうけど、彼らはやっぱり香港人で、見た目は中国人なのだ。
 で、きのう「横浜についたよー」と電話があったので、おでかけしてきました。
 おまえらの住んでるとこを見たいなんて言うけど、こどもの国や長津田にはホテルも民宿もラブホテルもないもんなぁ。桜木町にホテルをとらせて、そのへんで遊んでやることにしたのだ。
 でも香港人を中華街に連れてくのもなんだし、海を見せてもいまいちだし、結局蕎麦を食べることにして、山手の丘を散歩してお寺を見物しつつ、鴨せいろと豆腐せいろを食わせた。やつらは中国語のお勉強はしているから、鴨や豆腐という漢字が読めるのだ。
 それから、桜木町の「波の上」にいった。波の上のくにこママは、国際線の飛行機に乗ってお仕事していただけに、英語はすらすら。お蕎麦屋さんで、日本と中国の漢字の扱いについての相違点について、なんて会話をしているうちに、そろそろ英語がいきづまってきていたニシマキには、天の助け。くに子さんとスティーブは、沖縄人と香港人としてのアイデンティティ、複数の価値観を持つことについて、日本では、ペットのネコちゃんのための買い物をしたい、なんてのをテーマに、もろもろお話をしていた。やつらはあんまり飲まないらしくて、ぼくだけおいしー泡盛をいただいて、すっかりいい調子になってしまいましたとさ。
香港では、長くイギリスだったから、イギリスのお休みシステムをそのまま受け継いでいる。今回彼らがやってきたのも、イースターのお休みを利用してきた。でも、中国に返還されてからは、中国の休みも、やっぱり休みなんだそうだ。
スティーブは「自分は香港人であるが、中国人はきらい。といって、クリスチャンでもない……」なんて言っていたけど、クリスチャンの休みは、しっかり利用しているわけだ。おまえの宗教はなんだと問うと「Shopping god」とのことでした。
ネコちゃんのおうちがほしいなんて言ってたけど、無事に買えたかなぁ。