雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

成田税関の年末

首都高速の夕焼け

PhotoTrialが日本に到着して、みなさまのお手元に届けられる段取りとなりました。


このPhotoTrial、毎年そうなんだけど、成田空港まで通関に行っている。イタリアから「送ったよ〜」と連絡があって数日後「届きましたよ〜」と電話がかかってくる。電話の主は成田の税関の中の業者で、届いた荷物を保管しているところらしい。
成田空港の、ふつうぼくらが外国へ行ったり帰ってきたりするターミナルの外れに、貨物地区ってところがあって、ここに荷物は届いている。今年の段取りでいくと、まず電話をくれた業者のところへいって、受取証にサインして書類をもらって、その書類を持って税関へいく。税関には、プロレスラーみたいな外人さんが、自分の荷物を受け取りにきていたりする。ここで税率を計算してもらって、税金を払うと、晴れて荷物を受け取れる段取りになる。税金を払った領収書を持って、今度は別の業者さんのところへいって、荷物の保管料をお支払いする。それが終わってしばらくぼへっと待っていると、フォークリストがPhotoTrialを運んできてくれるってわけ。
荷物を受け取りにいったのは年の瀬も押し迫った28日で、その日がご用納めらしくて、もう入ってくる荷物も少なくなっているということでした。それでも、構内にはフォークリストが走り回って、中国から届いたあんこうをあっちのトラックにいれたりこっちのトラックにいれたりしておりました。
今年はわりと簡単だったけど、去年はこっちで30分待ってあっちへいって30分待って、またこっちへ帰ってきて30分待って、待たされたあげくに税金をいっぱい払ってと、あんまり楽しくないひとときだった。その、こっちからあっちへ移動する間にもゲートがあって、ガードマンに止められたり身分証明を求められたりするのだった。
PhotoTrialをご覧の際には、こういう背景があってはじめて、この写真集は日本に届くのだということをちょっと思い出してください。いや別に、知らなくてもいいんですけども。
写真は、届きたてのPhotoTrialを積んで帰る途中の夕焼け。たぶん、レインボーブリッジのあたりです。なかなかきれいな夕焼けでありました。