雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

漢字とスキー場

 日本の国際化はいつの日か、なんてえらそうなことを書いておきながら、その筆も乾かぬうち、なさけないことが発覚した。
 漢字が書けない子どもたちのことがニュースになっていた。「近ごろの若いもんは」と思いながら見ていたら、なんと、ぼくは「円」という漢字が書けないことがわかった。


「まる」という読みの漢字は、立体的に丸い場合が「丸」で、平面的に丸い場合は「円い」と書くのが正しいんだそうだ。ぜーんぜん知らなかったぞ。地球儀は丸いもんだと思っていたけど、実は円かったのだ。いや逆だ。地球儀は丸い。50円玉が丸いと思っていたけど、実は円かったと書きたかった。
 でもこうやって正しい漢字を書くと、平面的に丸い、立体的に丸いと注釈をつけることなく、円い、丸いとだけ書けばいいわけだ。合理的ですね。
 丸と円の使い分けだけできても、まだまだ漢字の奥は深いんだろうけど、せめてこれからは、丸と円の使い分けはちゃんとやろう。
 ところで、西武系のコクドが、3ヶ所ほどを残して、スキー場を閉鎖するそうだ。ずぼらな経営をした自分のつごうで、スキーファンの楽しみを奪うのもなんだかなぁと思いますが、スキー客減少を受けてのものだという。スキー場はどこもそれなりににぎわっているように見えるけど、最盛期と比べたら、うんと少ないんでしょうね。
 しかし、スキー場じゃなくなった山は、いったいどうなるんだろう? スキー場になった以前の山のかたちにはしてもらえるのかな? 資本にものを言わせた環境破壊とはこのことだけど、スキーは楽しいので、あまりえらそうなことを書くのはやめておきます。複雑な思いですけど。
 でも、もしもスキー場でなくなった山が、なんの使い道もなく放置されるようなことがあったら、ぜひぼくらにもちょっとだけ山を貸してもらえると、うれしいなぁ。かつて、トライアル全日本選手権といえば、スキー場での開催が圧倒的に多かったけど、最近はとんと少ない。スキーが大盛況になって、スキー場がトライアルをやりたいというリクエストにかまってくれなくなったからというのがひとつの理由だけど、今なら、もしかしたらかのうせいがあるんじゃないかなぁ。