雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

クリーンアップトライアル

河原にて

 2月27日、相模川クリーンアップトライアルを開催しました。今回はいいお天気で、天気予報では寒い寒いと言われていたけど、陽が出ている間はけっこうあったかかった(そのかわり、後片づけ中に陽が沈んだら、一気に冷え込んで寒かった)。
 一応3回やったので、この大会の形が、なんとなく主催者であるぼくにも見えてきたというところ。主催者がそんなことを言っていてはいけない気がするけど、正直なところ、自分でイベントを企画するのは初めてだったから、やってみたらいろいろわかんないことだらけで、1回目は我ながらとほほな状態だった。3回目になって、ようやくなんとか形が見えてきたってところです。3回やってみると、ねらったとおりにことが運びそうな部分もあれば、アイデア倒れだったこともあり、これから改善しなければいけないこともある。そういういろんなことがあって、イベント開催の楽しいところだと思います。


 基本的なコンセプトは、けっこうばっちりだったと思います。はじめたばっかりの初心者、万年初級者に優しく、こわくなく、あぶなくなく、だけどもあんまりやさしくないこと。そして、コースを含めた全体は、そこそこ走りごたえを感じてもらえること。ちょっと欲張りかもしれないけど、どっちかというと、セクションの半分くらいはオールクリーンしていただいてもかまわないというつもりで設営しました。

がんばれ

 これ、なかなか好評だったと思います。初心者大会といえ、トライアルが上手な人が設定するセクションは、どれもけっこう難度が高く、ひとつや二つ(場合によってはもっとたくさん)おっかないのがあることが多い。おっかないと、できることもできないけど、初心者初級者のみなさんは、そもそもできることが少ないわけなんで、おっかないことは極力避けて通って、実力をきっちり発揮していただきたいと思うわけです。それでも、緊張したり油断したり、いろんな理由でミスが出て、なかなか実力を発揮しきれなかったりするわけなのですけどね。
 参加された方の顔ぶれを見ると、もっとレベルの高い大会に出られる方も何人かいらっしゃったけど、みんなクリーンアップトライアルの仲間として、いっしょに歓迎させていただきました。
 いわゆる、男ラインと呼ばれるものは、できるかぎりないようにしました。みんな仲よく、そのセクションの一番簡単なラインを探して競いあうのがいさぎよく正しいトライアルなのだと、ぼくは最近信じております。それに、上手な人がいとも簡単に岩を越えていくのを見て、おんなじようにいけると思って挑戦して、ひっくり返って痛い思いをしてほしくないなぁということもあります。このコンセプトには異論もあるかと思いますけど、今のところ、このラインは崩さずにいきたいと思います。

最終セクション

 MFJ承認大会として、参加者のみなさんにMFJライセンス・会員証を義務づけていますが、万が一のことが起こっても、主催者含めていろんな方面の人が、それなりに平穏に事後処理しようと思うと、転ばぬ先の杖は必須であります。ちょっとためしに走ってみたいという人を排除してしまう結果になっていますが、お試し参加については、とりあえず大会が軌道に乗ったら、次に考えたいと思います。
 朝「これでも出られますか?」とSL230に乗って現れた方がいらっしゃった。正直、オフロードマシンでの下見はしていないし、トライアルが初めての人にオフロードマシンで走ってもらって無理される歯本位でなかったので「うーむ」と悩んでいたら、今回は見学にしますと申し出ていただきました。でもよく見ればトライアルタイヤを装着しているし、あとで話を聞いたらオフロードはいろんなところを走っていたらしいし、だったら充分走れたなぁと思ったんだけど、後の祭り。オフロードマシンが走っても充分あぶなくないようには作っていたつもりなんで、参加してもらえばよかった。でもターンなど、オフロードマシンでは曲がりきれないところもあったと思う。次は、ハンドル切れ角が少ないオフロードマシン用に、少し広いラインを作ってみようかなと思ってます。オフロードマシンでも歓迎と書いてあるんだから、最初からこうしなければいけなかったですね。ごめんなさい。
 今回、2ラップの競技が終わったあと、3ラップ目にゴミ拾いに出かけていただきました。遊びにきたのにゴミ拾いさせられて、このやろうと思った人もいるかもしれない。どうもすいません。競技のあとにゴミ拾いをする必然性があるわけではなく、河原のゴミを拾う習慣がみんなに根付けばいいなぁと思っているわけですが、どんなかたちでトライアル大会とゴミ片づけを関連付けるかは、もう少し試行錯誤させてください。
 今回、土曜日の準備中に、相模川倶楽部という方々と遭遇しました。彼らはNPO法人で、活動の一環として、不法投棄されたタイヤを回収して、処理業者に処理をお願いしているということでした。古タイヤの処理は1本200円弱の費用がかかるとのこと。彼らの活動は、環境応援団いっぽさんの活動とは、また別のもの。いろんな人が、いろんな活動をしています。相模川にトライアルをねづかせるには、トライアル仲間のぼくたちも、うかうかしてはいられないと思います。
 リタイヤの小林航くんはアクセルワイヤーがちょんぎれちゃった。守屋くんとともに、クリーンアップトライアルの若手のホープだから、また次回の活躍を期待してます。守屋くんも、結果表には反映されていないけど、ぐんぐんうまくなってる。第7セクションで、足つきながらだけどフロントをぽんぽんと振って向きを変えたのはかっこよかったです。
 当初、この大会はトライアルシーズンが本格的に始まる前、つまり3月までのオフシーズンイベントとして考えていました。でも、はじめたばっかりの人こそ、思いついたときに参加したいものだと思います。日程的にむずかしいのは事実ですけど、今後、少し調整して、なるべく早いうちに4回目5回目を開催したいなと思っています。
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