雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

九州の旅

飛行機

 金曜日まで、クルマを走らせて九州に向かう予定が、突然ひとりで出向くことになった。ひとりなら、クルマじゃないほうが安いし楽だし速い。でも、出発前の日となると、飛行機も高いんだよなーと思いながら検索をすると、ふつうのチケットより8000円ばかり安いのがある。そういえば、そんな名前の飛行機会社があったよなぁとようやく思い出すくらいのスカイネットアジア航空。ベースを宮崎に置く新興エアラインらしい。


 この会社のチェックインカウンターは、羽田空港のはずれのはずれだった。こんな端っこまで来たことはない。飛行機にはモニターがなくて、緊急時のご案内はスチュワーデス(じゃなくてフライトアテンダント)が実際に演じて見せてくれる。彼女たちが救命胴衣に域を吹き込むしぐさは、飛行機のセレモニー的イベントだから、これもまたよきかな。
 機上サービスは、なんにもなかった。隣の子どもたちには、ジュースやおもちゃが配られたが、大の大人にはコーヒーの一杯も届かない。機内誌もない。ポケットに雑誌が入っていたから手に取ったら、エアラインの機内誌ではなくて、宮崎の地元振興誌だった。新聞や雑誌のサービスもない。でもまぁ、数杯のコーヒーと新聞と雑誌のサービスがあって8000円高いのは計算にあわないから、これはこれでよしだと思います。墜落しなければ。
 経費をなるべくけちってやろうと思って軽自動車のレンタカーを予約したけど、出てきたのはホンダのフィットだった。料金は軽自動車設定だから、お得です。でも、クルマが大きくなったからといって、特にいいことはなにもないんだけど。
 全日本の会場は、携帯電話が通じなくて、今回は現地速報ができなかった。くやしい。旧型のドコモは電波が届いたらしいけども、その日になって旧型ドコモを手に入れるのは不可能だったんで、結果をお待ちのみなさんにはご迷惑をおかけしました。試合が終わったら、いろいろ仕事があって、こちらも迅速に速報作業ができない。もっとてきぱきと仕事ができればいいんだけど、自分のどんくささがうらめしいです。

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 仕事をしつつダウンしてしまったのが夜中の3時。「もう一泊するんですかぁ」というフロントからのチェックであわててホテルを飛びだして、それから初めてどうやって帰ろうか悩み始める。4秒悩んで、鉄道で帰ることにした。安いし。
 博多からの「のぞみ」は、もう珍しくもなくてつまんなかったけど、博多までの「リレーつばめ」は関東圏では見られない車両だったから、楽しかった。テーブルが金属製だった。荷物だなが、飛行機みたいにふた付きだった。ポケットに車内誌が入っている。この車内誌が、そこそこよくできていて、おもしろかった。スチュワーデスさんみたいな人がいた。トレインアテンダントとでもいえばいいのかな。全体的に、飛行機に乗ってるみたいな感じだった。
 行きの飛行機は飛行機にあって当然のサービスを削って料金を安くしている。JR九州の「つばめ」は、今までの列車では忘れられていたことに気を使っている。
 九州、がんばっているではないかと思いました。関東圏でのほほんとしていると、やばいのかもしれない。ぼくたちも、気をつけよう。