雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

藤波結婚式

あいさつする藤波

 入籍から1年半ののち、ようやく藤波が結婚式を挙げた。自然山Webのニュースにも書いたけど、秋山直子さん(以下、失礼ながら直ちゃん)が美しいので、写真を見せたくて自分の日記にも書いちゃいます。
 もともと直ちゃんはモデルの仕事などをしていた方だから、撮られるのは慣れている。こういう衣装に身を包んだ世界チャンピオンはたいへんな緊張ぶりで、闘う藤波の顔つきを知っている出席者一同はおかしくてたまりませんでしたが、さすがに直ちゃんはいつもと変わらぬすてきな笑顔で、いつもより何千倍もの美しさでありました。


 そういえば直ちゃんは、いつもトライアルの現場では「わたしはいいです」とカメラから逃げることが多い直ちゃんだったけど、それはつまり、プロとして写される準備がされていない、ということだったのかもしれない。ともあれ、この日は直ちゃんが写真に撮られるべき日だったってわけだ。
 結婚式だから、直ちゃんのお友だちも列席されている。お父さんお母さんは、すでに全日本の会場やもてぎにいらしたことがあるので、トライアルの現場にいる人々のことをある程度ご存知だと思うけど、お友だちはトライアル仲間たちをどんな人々だと思ったろう。強いていえば、一番藤波年代に近い「ライダー仲間」の席が“新郎の学生時代のお仲間”という感じで結婚式らしい一軍だった。でも藤波チャンピオンを支えたマシンをつくったチームスタッフや開発陣はといえば、いわゆる仕事仲間でもなく友人でもなく、でもある意味それ以上に近い存在だ。黒山一郎さんはトライアルの試合をよく戦争にたとえるが、その例にならえば、彼らはまさに戦友であり、そこから生まれた友情によってつながっている。若い女の子にはむずかしい関係かもしれないですね。
 あぁそうか。結婚式って、新郎新婦の友人にとっては、出会いを期待しちゃえるところだったりもするわけだけど、もしかして直ちゃんの友だちが貴久さんのお友だちとの出会いを期待していたとしたら、こりゃたいへんに失礼しました。
 それにしても、なんだかとても素晴らしい結婚式だった。藤波貴久のことを、ぼくはいわゆる幸せ者だとは思わない。この人は、自分の幸せをきっちり自分でつかみ、つくっている。藤波が幸せ空間にいるのではなくて、藤波がいるから幸せ空間ができるような気がする。今のトライアルはチームで戦うスポーツだから、ライダーにこういう求心力がないと、成績も出ないのかもしれない。

藤波じじばば

 直ちゃんのことを美しい美しいと言ってばっかりだったので、こちらのカップルも紹介しておきます。このおふたり、もう三人の孫がいるじいちゃんばあちゃんだけど、ちょっと前、世界選手権のパドックを歩いている直ちゃんと博美さんは嫁と姑ではなくて姉妹じゃないかと思ったもんだった。あんまりお世辞じゃないんだけど、ニシマキは口が悪いもんで、たまに本当のことを言っても、ちっとも信じてもらえない。
 おじいちゃんはライディングウェアで山を走り回っている時の印象とあんまり変わんないけど、おばあちゃんはお美しかったです。

 ところで、結婚式参列者には、2006年の藤波貴久カレンダーが配られたけど、これは、FUJIGAS.NETのWebshopでも買えます。結婚式に参列されなかったみなさんは、ぜひこちらで手に入れてください。今シーズンの象徴的な失敗シーンの画像もあって、こういう写真をカレンダーにしてしまう心の広さも、藤波らしいところです。
 今見たら(5日20時)、まだお店にカレンダーは並んでいなかったけど、まもなく店頭に出るはずなんで、見てみてください。