雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

SKYPE

ほえりもん

ずっと興味があったのだけど、なんとなくおっくうでなかなか使わずにいたのがSKYPE。20代前半のお友だち(残念ながら女の子じゃないけど)などは、これを使って元気に遊んでいるらしい。若いものがうらやましいお年ごろです。
ここんところ、2週間に1回くらいはイタリアだのスペインだのイギリスだのに長電話する必要があるんだけど、IP電話が出てきてから、国際電話はてんで敷き居が低くなった。30分も話していて高くても1,000円くらいだから、昔、北海道と東京で電話していたのより安いかもしれない。ライディングスポーツの編集部にいた時には「国際電話は決まった電話機しかかけられない、かけるときには許可を得ること」なんてきまりがあった。誰かさんがめたらやったら国際電話をかけてしまうからなんだけどね。いい時代になったもんだ。


ところがIP電話は、出先では使えない。電話するために、速攻で帰ってきたりするってのも、去年あたりはよくあった。ネットワークさえつながっていれば、ほとんどの仕事は場所を問わずにできるようになったけど、電話と郵便と宅配便は、まだまだ旧態依然としている(FAXは、出先でも受け取れるシステムがあって、愛用してます)。
そこでSKYPE。SKYPE同士だったら無料だけど、別に料金を払えば、IP電話並のお値段で世界中に電話ができる。ネットにさえつながればいい。ところが今や、ほとんどのマクドナルドでは無線LANが敷き詰められているんだね。とりあえず日本だったら、マクドナルドに飛び込めば、ネットワークに接続できる。これ、有料サービスだけど、ごくごく安い。さっそく申し込んだので、これから近所のマクドナルドにいってこようと思う。近所のマクドナルドだったら、へたしたらうちから無線LANの電波が届きそうな距離なんだけど、これも実験だ。
それにしても、一方ではこれまでよりも桁がちがうほどに電話代が安くなっているというのに、一方では携帯電話に巨額の投資をしている人が多いってのはどうしたことでしょう。携帯電話の電話代、日本は世界一高いんだけど、みんな、そういうもんだと思ってるのかなぁ。だとしたら、携帯電話屋は、うまくみんなをだましてるってことになりますね。ぼくは携帯電話はパケット使い放題とか、そういう契約はしていないんだけど、この前とある打ち合わせに顔を出したら、今どきそんな人いませんよ、と言われてしまった。携帯電話屋のサービスに入れるだけの使い放題なのに、何千円も払うという神経が理解できないんだけど、世の中はそうなっているんですね。金を使うための遊園地に、入場料を払って入るという神経がわかんないといっているのと同じかもしれない。
で、SKYPEは魅力的だけどめんどくさいなぁと思っていたら、きのう、スペイン人とメールをやりとりしていたら「ときにおまい、今コンピュータの前に座ってるのか? じゃ、メールのやりとりよりSKYPEキボンヌ」と言ってきた。「え〜? SKYPEはインストールはしたんだけど、よくわかんなくて、まだ使ったことがないんだけど、IDはかくかくしかじか。使い方タノム」と返事をしたら、いきなりコンピュータに着信があって「おらー」とスペイン人がしゃべりはじめた。なんだ、めんどくさいもなにも、いきなり動いてしまったではないか。すげー。しかも快適だった。さらに一銭もかかっていないというのが、貧乏人にはとても快感。はまってしまいそうだけど、どうやってなにに使ったらいいのかは、まだよくわかっていない。
細い細い2本の線がつながっているだけの電話線。これだけじゃ物足りなくなって、最初はAppleTalkというネットワーク配線を部屋に敷いた。次にEthernetになって、配線を敷きなおした。こいつらは見た目も太いし、さすがにコンピュータネットワークだなぁという感じなんだけど、世界にデータが出て行く時には、結局細い細い電話線を経由していく。電話線は偉大。ついに、電話線を経由して、会話もできるようになっちゃった。あれ? もともと電話線は会話するものだったっけか。
ちなみに、写真はSKYPEをはじめるためのキット。きのうから今日にかけて巷で大騒ぎのホリエモンがにこにこ笑いかけている。ヒューザーの人相の悪い社長の証人喚問から世間の興味を引き離すための陰謀でライブドアに操作が入ったと読んでいる人もいたけど、どうなるんでしょう?