雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

携帯電話を買い替えました

 ……、というようなしょうもないことを、なにも1年の最初の日記に書かなくていいと思うんだが、すっかりご無沙汰してしまったこの1ヶ月半、いろんなことがあって、とても楽しくて忙しくて、あんまり書くのをさぼっちゃったものだから、なにから書いていいのやら、すっかり困ってしまった。で、どうにもあたりさわりのない、つまりしょうもない話題からとっかかることにしたのでした。ごめんなさい。
 ということで、年末に携帯電話を買い替えたのだ。


 一番左のやつはお気に入りで、3年くらい使ってた。防水だから、オートバイに乗って雨に降られても大丈夫だし、そのまんま水没してもだいじょうぶ。水に強いだけじゃなくてめっぽう丈夫だったので、これも心強かった。ぼくはこの電話を、電話機として使うより、腰が痛いときのツボ押し棒として使うことのほうが多かった。ツボ押し棒としても、たいへんよくできた携帯電話だったと思う。
 真ん中の黒いのは、その防水携帯電話の後継機として登場したもので、メーカーは同じくカシオ。前のやつにはカメラがなかった。携帯で写真なんか撮る趣味はこれっぽっちもないのだけど、携帯電話で自然山のWEBに速報を送るようになると、雨の日でも電話機だけ持っていれば、最低限のお仕事ができるってのが魅力に思えてきた。防水の携帯電話も防水のカメラも少ないけど、防水のコンピュータはないに等しい。雨の日にメールを送るとなると、多少うちづらくたっても、防水携帯電話は心強い道具になるってもんだ。
 ところがね、ぼくはこの黒いG’z one TYPE-Rって機種が、どうにも好きになれなかった。古い端末を持ってって、機種変更してもらおうと思ったことも何度もあった。かっこ悪いし、実はこの端末にはメモリーを吸い出すのにはWindowsマシンが必須だったから、マックユーザのぼくは撮った写真を吸い出そうとすると、パケット通信料を払ってメールするしかないのだった。そんなことに通信料を払ってやるもんか。てことで、結局あんまり使わないまんま、むだな端末だったんですね。便利に使っている人もいると思うけど、ぼくには不要なものだった。ほんとに、前のをそのまま使ってりゃよかった。
 で、新しいWINのG’z one W42CAが登場した。これはメモリーカードを内蔵しているし、ずいぶん仕様的にはインチキだけど、海外の携帯端末にも差し込めるSIMカードも持っている。まだまだダメダメだけど、だいぶふつうの仕様になってきた。なんだけど、最近は電話機も高いんだね。機種変更は2万円くらいするってんで、まぁそれならむりして取り換えることもないやと思って、気に入らないのを使い続けてきた。
 そんなある日、東京の街角をあるいていたら、年末叩き売り、みたいな電話機屋さんがあった。いくらになるの?と聞けば、1万7000円からポイントを引いた分だという。なんだ、たいして安くないなとたたずんでいたら、いくらだったら考えてくれますか?と香取慎吾みたいな兄さんが聞いてきた。あー、ぼくはTYPE-Rもきらいだけど、香取慎吾も大きらいなのだ。SMAPがきらいってわけじゃないんだけどね。でもこのときは、香取慎吾だから逃げ出すということもせず、1万円ならと適当なことを言っておいた。そしたらぼくのポイントを調べにいって「ようがす、1万円でいいです」と返事が来た。一瞬、しまったな、5000円って言っておくんだったな、ポイントが予想以上にたまっていて、ほんとは8000円くらいになるのだったら、損しちゃったなと思ったりした。
 家に帰ってから調べたら、ポイントなんかほんの1000円ぽっちしかありしない。いやー、香取君、年末の成績ほしさに、ずいぶんとまぁ思い切ったもんだねー。しかしおかげで、知らないうちにオダギリジョーのライフカードなんかに加入させられた。聞いてないぞーとごねようと思ったけど、年会費ただだし、香取慎吾とオダギリジョーに免じて許してやることにした。ついでに、この店はメモリーのコピーもやってくれなかった。「個人情報がうるさいですから」だって。うそだよね。auのお店に持っていったら、すんなりやってくれたし。
 で、めでたく電話機は新型になったわけだが、メモリーとして使うmicroSDカードが別売だってのは盲点だった。うちの街にはそんなものはなかなか売ってないので、こいつで撮った写真は、やっぱりまだ吸い出せないままだ。まぁ、全日本シーズンがはじまるまでには、体制を調えよう。
 電話機をふたつ並べて、こっちは大きらいなんだけど、こっちの白いのはまぁまぁおきに入りだとふうみに話したら、こっちのとこっちのはどうちがうのだ?と言われた。確かに、似たようなものかもしれないけどね、今並べてみても、ぼくにはおしゃれ度にダンチの差があるような気がしますですよ。
 携帯電話といえば、本日の毎日新聞の記事「世界の壁 日本10社で販売シェア8.8%」とのこと。記事では、日本の電話は高機能で、市場が成熟しすぎているからこんなことになると苦しい展開。1円で携帯電話が買える世の中を作ってしまって、それで首が回らなくなっているって、もっとしっかり説明しないといけないと思う。計算機やオーディオプレーヤーや住所録からカメラまでついて、おまけに電話魔でできる機械がたったの1円そこらで買えるなんて、おかしいではないか。電話会社がそろって消費者の感覚をマヒさせておいて、結局日本の携帯電話産業も衰退させてしまったんだから、世話はないや。ぼくは今回、ちょっとでも安い電話を買ってご機嫌だったけど、もともといらないものを買ってしまったのも、そろそろ電話機を新しくしておかないと損かもね、なんて思ってしまったからだ。すっかりマヒさせられているわけだ。ちぇ。いい加減、気をつけようっと。
 あー、それにしてもお正月から、くだらない日記ですね。次は、もうちょっとまともなことを書かないといけません。今年もよろしくお願いします。