2018 TRRS RAGA RACINGについて聞きました

スペイン製トライアルマシン、2018 TRRS ONEに続いて、ハイスペック仕様「2018 RAGA RACING」が新たに125ccをシリーズに加えて登場。輸入元エトスデザインの近藤博志さん（元トライアル全日本チャンピオン）に解説していただきました。動画で紹介します。

2018 TRRS RAGA RACING 300 ¥948,000（本体価格）
2018 TRRS RAGA RACING 250 ¥948,000（本体価格）
2018 TRRS RAGA RACING 125 ¥898,000（本体価格）

TRRS「ラガモデル」は、ノーマル仕様の「ONE」のハイグレード仕様。こちらは定評のあるREIGER製リヤサスペンシを装備し（ONEはOLLE製）、各所にハイグレードパーツを装着。さらに軽量化を図っている。とはいえ、今回のラガモデルでは、エンジン内の各ベアリングをサイズアップ、ミッション機構とクラッチにも細かく改良されて、装備品のグレードアップのみならず、信頼性も増している。

軽量でコンパクト。シンプルな車体構成によりメンテナンスをしやすいのがTRRSの特徴。乗りやすいエンジンとよく動くREIGERリヤサス。不足点を探すのが難しいほどの完成度だ。上級仕様300はもちろんハイパワーだが、荒々しさは感じないほどにナチュラルだ。250のパワーはそれを一回り小さくした感じ。300の完成度が際立っていると感じる。

新登場の125ccは、軽いキックと小排気量らしい軽やかなエンジン。低回転のトルクも程よくあるので、低中速回転域のトルクを生かしなら走ることができ、トライアル入門者にもとても扱いやすい。とはいえ、よく伸びる高回転域とクラッチワークを多用するハイパフォーマンスに対応するレーシングモデルである。今年の世界選手権125ccクラスの活躍も期待されている。