2018 SCORPA Racingを解説していただく

REIGERリヤサスペンションを採用し、より乗りやすくなった2018 SCORPA Racing。販売元の株式会社ヴィクトリー、松本和宏さんに新型の特徴を解説していただきました。動画でご覧ください。

2017シーズンは国際A、Bクラス共に好成績をおさめ、全日本選手権では参加台数の多さで賑わっているのがスコルパ。最新型・2018 SC Racingが入荷されたので試乗取材をさせていただいた。2018モデル一番の特徴は、リヤサスペンションがREIGERになり操作フィーリングが大きく変わったことだ（追って発売になるFactory仕様では、より高価なREIGERの2モードが装着される）よりソフトな動きで快適に起伏を吸収するし、ホッピングなどの動作も素直に反応してくれる。ダイヤフラム式クラッチ、CDIユニットも含めて、2018 SCは最先端の仕様になっている。

今回試乗したのは250と300。特に250ccのパワーバランスの良さが際立っていた。2017のSC250はやや出すぎかと思わせるパワフル感があった記憶だが、2018モデルの250エンジンはまろやかで、とても扱いやすい出力を感じる。低回転域の滑らかさから高回転へのつながりが素晴らしくスムーズだ。かといってパワー不足を感じるわけではない。杉谷の個人的好みとしてはSC 250の乗りやすさがピカイチだったと記しておきたい。

300になると下から上まで全体のピックアップがかなり鋭くなり、乗り手の力量が問われるほどに、上級者向け高ポテンシャルマシンとなる。今後に行われる各地の試乗会等でぜひ触れていただきたい。

その他、AJP製に変更されたクラッチマスターシリンダーになったこと。ボルトどめだったエアクリーナーが、脱着の容易なワンタッチ式になった点もあげられる。株式会社ヴィクトリー、松本さんの解説を動画でご覧ください。