2025高田島庭先コンペティション

2025年5月11日
福島県双葉郡川内村第一区行政区高田島地区の一部

秋の大会が雨でなかなかサバイバルな日になったので、今回は晴れてほしいなぁと願いつつ、だいたいカサを忘れたときほど雨は降る人生を送ってきたので、雨対策は万全にやろうと思って準備しました。ほんとに万全だったかどうかはわかんないけど、気持ちは万全。

前回の教訓は「疲れちゃった人はこの先のセクションは行かないでもいいよ」という看板を立てたんだけど、ほとんどの人が進んじゃって、降りられなかったり登れなかったり疲労困ぱいしちゃったり地獄になっていました。なので今年は「疲れてない人だけこの先のセクションに向かってもいいです」という看板を立てて、コースをふさいじゃうことにしました。看板を見ないでテープに案内されるままにコースを走ってると、10セクション2ラップになってしまうシステムです。わかってもらえるかなぁ、と不安だったけど、わりと受け入れてもらったみたいでした。第２セクションで早くもコースをショートカットしてる人もいて、最初なんだし今日はコンディションもいいから行ってみればいいのに、と思わないでもなかったですけど、コース設定する側としても、誰でも走れるようにはしてあるつもりだけど、それは何度も走って慣れている人間の目線であったりするわけで、ほんとうに誰でもるんるん走って帰ってこられるのかといわれると、完璧なる自信はないですから、このシステムは今後も続けていこうと思いました。

庭先のコースは道に出ないで1周してこなければいけないから、あんまり変化させられない。逆回りしたらどうかなとか思ったけど、序盤にあるV字谷を逆から登るのはたいへんそうでできませんでした。そのかわり、沢の奥のほうを、少し延長させて尾根道を通って帰ってくるようにしました。けっこう毎回バージョンアップしているのです。

今回は初めて参加の人も20人弱いらしたけど、かわうち方式もそれなり受け入れてもらっているようでなによりです。もともとの（ゲートなし）セクションの難度、ゲート1、ゲート2、それぞれの難度、そのバランスには各セクションごとに悩むところですが、ゲートは誰でも行けそうなところも誰もが行けなさそうなところもあるという設定です（要するにレベルを合わせていない、ということです）。今回は、ゲートが平均的にちょっとむずかし目でした。ちょっとだけ反省してます。今回はセクション作るとき、現役全日本トップのIAとIBさんに来ていただいたんだけど、そのせいじゃない。高田島のゲートラインはここだけの話、自分たちでは走れない前提なのでテキトーにやってます。むしろ、このゲートはぼくは走りたくないです、と言われてす、すいませんでした、と修正したりしました。さじ加減をまちがえました。すいませんです。

みなさんの時間配分もなかなか絶妙でした。必ずしも仲間内で固めなかったりという判断もあったりして、この仲良しはいっしょに走らせるという一方、この仲良しはわけようというのがあったりして、いろいろおもしろいなぁと思いました。

そうそう、今回は2024年ルールをベースにかわうち方式で、とさせていただきました。なぜ2024年ルールなのかというと、まず他クラスゲートというものが存在しないのが第一でしたが、時間制限とかしようがない草大会でループOKにしてしまったら、いつまでたってもセクションから出てこないやつがいそうだし、いろいろ草大会にはなじまないと思ったからです。個人的にはループも足ついてエンジンかけるのが許されるのもかっこ悪いと思うのですが、規則だから合理的理由があれば好きもきらいもないと思います。でもこちらの都合を言わせてもらうと、2025年ルールは受け入れがたい、あちこちで矛盾が生じる、という気がするのでした。ルールはまた変わるかもしれませんが、ルールが変わらないなら、次回以降も2024年までのルールで進めさせていただきます。

あんなにバックしてるのに5点にしないのか、という場面には遭遇しましたけど、こういうの、イーハトーブの万沢さんだったら「遊ぶときくらいまじめにやれ」とつっこむんだろうなぁと思いながら、見過ごしました。自己採点としている以上、見かけたときだけ主催者が採点基準についてつっこむのは理がないと思うからです。そしてたぶん、ルール通りの採点をしないのは、今回については順位をひとつかふたつ得するかもしれないけど、トライアル人生全体を見たら、きっと損をすると思います。どうぞご自分で気がついてください。

さて、次の高田島トライアルは、秋のツーリングトライアルです。ツーリングトライアルはコースが長いから準備も手間かかるし、その割に参加者少ないんだけど、ツーリングトライアルには根強いファンがいるので、がんばるべしです。がんばります。がんばれるかな。まぁがんばろう。

結果表は、ゲート2個通過をピンクに、ゲート2個通過でのクリーンを黄色に、4点をグレーにしてみました。当日貼り出した結果表は、クリーン数がどの人も（なぜか）6つずつ多く記載されていたので、これはそれを修正してあります。