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ボウ8度目のアウトドアタイトル獲得

2014ボウタイトル獲得8本指を立ててV8を喜ぶトニー・ボウ。V11になったら、靴も脱ぐことになるのかな?

 レプソル・ホンダ・チーム、トニー・ボウが、8度目のアウトドア世界チャンピオンとなった。これまでジョルディ・タレスとドギー・ランプキンが7回の世界タイトルを獲得しているが(ランプキンは連続)、ボウはその記録を破る世界新記録ということになる。

 2014年9月6日・7日。スペイン北東部のアルネドで開催された。最終戦は土曜日、日曜日の2日間制で、あわせて女子世界選手権も開催されている。
 ボウの卓越した技術を知っている人は、8回のアウトドアタイトルも当然のように受け止めるかもしれない。しかし今シーズン、ボウは例年になく苦戦を強いられた。ここ数年、数々のレギュレーション変更は、ボウに有利となるものは一つもなかった。今はあらためられたが、前回の好成績のライダーから先にスタートするスタート順も、強いライダーに苦戦を強いるためのものだったし、ノーストップルールもその傾向は否めない。強い者は常に強いとしても、気まぐれのような失敗で勝負がついてしまう場合がままあるからだ。加えてノーストップルールに合わせてセクション設定が簡単になれば、誰が勝つかは混とんとしてくる。
 開幕戦で膝の負傷から戦線復帰した藤波貴久が勝利し、日本大会以降の3連戦でアダム・ラガに勝利を許したボウは、その後の連勝でランキングトップの座は取り返したが、ラガはあきらめない。最後の最後まで、ボウのタイトルには若干の不安がつきまとったままだった。こんなシーズンは、かつてない。
 それでもボウは、自身の8回のタイトル獲得を疑うことなく、シーズンを戦い続けた。最終戦スペイン大会は、ライバルをぶっちぎっての両日勝利。8回の世界タイトル獲得の日を迎えるにふさわしい、ボウの面目躍如の2日間となった。
 2007年にモンテッサチーム入りをしてから、インドアとアウトドアでチャンピオンをとり続けてきたボウ。合わせて14回の世界タイトルは、もちろんこれも世界記録だ。

Photo:FIM/Good Shoot

2014レプソル・ホンダ・チーム藤波チームを含む、レプソル・ホンダ・チームのメンバー全員集合。