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トニー・ボウ、40回目の世界タイトル獲得

トニー・ボウ40回目のチャンピオン

トニー・ボウが、9月6日に、自身40回目となる世界タイトルを獲得した。Xトライアル(インドア)ではすでに20タイトルを獲得していて、アウトドアで20タイトル。合わせて40タイトルは、もちろんあらゆるモータースポーツカテゴリーの中で、唯一絶対的なものになる。

ボウがタイトルを獲得したのは日曜日のレース1。ここで勝利したボウは、ランキングポイントで追う立場のハイメ・ブストに116ポイント差をつけた。残りは最終戦の4レースとこの日曜日のレース2、合わせて5レース。全部ブストが勝って、ボウが全部リタイヤすると、5レース×20ポイントでちょうど100ポイント追いつめられることになるが、それでもポウが16ポイントリードでシーズンが終了する計算となって、チャンピオン争いは決着を見た。


このオランダ大会にやって来る時点では、ボウのポイントリードは97ポイントで、追うはガブリエル・マルセリだった。オランダの土曜日の2レースをボウがパーフェクトで勝った時点では、ポイントリードは111ポイント。そのライバルは、やっぱりマルセリだった。しかしオランダのマルセリはちょっと勢いにかけて、4位が3回、3位が1回でランキング2位の座をブストに逆転されてしまっている。残り1大会4レース、ランキング2位をどっちが獲得するかが興味の焦点となる。

ボウの40回目のタイトルは、ボウが40歳になる年に実現した。最初のタイトルは2007年のXトライアル。この年ボウはモンテッサと契約して4RTに初めて乗ったのだが、いきなりタイトルを獲得してしまった。以来、タイトル獲得については無敵を続けてきた。


トライアルの場合、1シーズンでXトライアルとアウトドアとふたつの世界選手権を戦えるので、他のチャンピオンシップより数を稼ぎやすいという面はあるのだが、そうとばかりもいえない。ボウに次ぐ世界タイトルの次点はロードレースのジャコモ・アゴスチーニ(イタリア)で15回。この15回は350ccと500ccで獲得したもので、1年に2個タイトルを獲得したことがあるという点ではボウと同じだ。40回という圧倒的数はともかく、20年間負けなしで王座につき続けている、そこのところがなによりもすごい。

ちなみに歴代世界タイトル獲得数を多い順に並べるとこんな感じとなる。

回数ライダージャンル内訳など
40トニー・ボウトライアルXトライアルとアウトドア
15ジャコモ・アゴスチーニロードレース350ccと500cc
13アンヘル・ニエト50ccと125cc
12ドギー・ランプキントライアルXトライアルとアウトドア
10ステファン・エバーツモトクロス125cc、250cc、500cc&MX1
9マイク・ヘイルウッドロードレース250cc、350cc、500cc
バレンティーノ・ロッシ125cc、250cc、500cc&MotoGP

なお、ボウがタイトルを決めたあとのオランダ大会日曜日のレース2は、ハイメ・ブストがベータに復帰して初めて、そして今シーズン初勝利。ボウが勝てなかったのは、今シーズンはこれが初めてのことだった。


40タイトル獲得記念写真。なぜか唯一王冠をかぶっていないのが、ボウの親父さん