大きな災害が相次いでいます。災害支援にトライアルは最適。しっかり腕を磨きましょう。

ファハルド見事3位、藤波は6位

ファハルドの

ルーキーイヤーで3位。大活躍のファハルド

  2月6日、トライアルのメッカ、スペインのバルセロナで開催されたインドアトライアル世界選手権第5戦。今回も、ラガの独壇場は変わらなかった。しかし今回はルーキーのファハルドが大活躍をした。


 ラガは、今回はカベスタニーに続いて2番手スタートだったが、そのスタート順も、ラガやカベスタニーにはほとんど成績に関係ないようだ。
 ラガはこれで開幕5連勝。インドアは全12戦(例年、ひとつふたつはキャンセルがあるが、今のところ、今年のスケジュールにキャンセルはない)。計算上は、まだまだラガのチャンピオン王手とはいかないが、事実上、今年のラガのタイトルは決定的となっている。
 今回も2位を獲得したのはカベスタニー。カベスタニーも、今シーズン4回目の2位入賞で、ランキングでは3位以下とのリードを広げつつある。インドアは、カベスタニーの得意の領域でもあるのだが、この結果は、シェルコとのコンビネーションが良好に仕上がっていることを意味しているかもしれない。

ラガの堂々たる走り
勝利は予定通り?のラガ

 今回大活躍だったのがジェロニ・ファハルドだった。今回のファハルドは乗りに乗れていた。クォリファイでは、序盤6つのセクションを終えた時点で、カベスタニー8点、ラガ5点に対して、ファハルドは3点だった。チャンピオン二人を相手に、トップをとる勢いだったのだ。結局そのあと5点を取って、カベスタニーと同点、カベスタニーはダブルレーンでランプキンと勝負して勝利し、ファハルドはラガと勝負して勝利、結局クォリファイのすべてのセクションを終えて、ファハルドとカベスタニーが同点となった。両者は8つのオブザーブドセクションでの22秒の走行タイム差によって、クォリファイ2位がファハルド、3位がカベスタニーということになった(この順位は、ファイナルでのトライ順に影響を与える)。
 この日、悪夢となったのがモンテッサの三人衆だった。藤波、ランプキン、フレイシャのうち、もっとも成績優秀だったランプキンも、カベスタニーの倍以上の減点をとっている。これが、モンテッサの、4ストロークの弱点だったのかもしれないし、あるいはワークスマシン開発中の過渡期なのかもしれない。しかし今回、藤波に関して言えば、それ以外の大きなトラブルがあった。
 第1セクションは、かなりの高さまで登る三段ステアだった。ここで藤波は失敗。マシンは下まで真っ逆さまに落ちて、フロントフォークまで曲がる大ダメージを受けたという。インドアトライアルでは、このダメージを修復する時間はない。そのまま走り続けるか、スペアマシンに乗り換えるしかない。そのスペアマシンは、藤波らのマシンとは仕様のちがうスタンダードのもの。インドアトライアルを戦う上で、体制的に万全とは言えない現在のモンテッサチームである。

カベスタニーの走り
安定して2位に入るカベスタニー

 マシンに大ダメージを負った藤波は、その後いくつかのセクションをそのまま走り、後半のセクションをスタンダードで走ったものの、やはりクォリファイを通過するにはいたらず。フレイシャとのダブルレーンに勝利したのをせめてもの好材料として敗退した。
 前回ランプキンが6位となったことで一気に僅差となったランプキンと藤波のポイント差は、今回藤波の6位でまた広がって3点差。ワークスマシン開発中のモンテッサチームでは、チームメイト同士のランキング3位争いが焦点となりつつある。

世界選手権第5戦結果
スペイン・バルセロナ

ファイナル
1位 アダム・ラガ ガスガス 15
2位 アルベルト・カベスタニー シェルコ 22
3位 ジェロニ・ファハルド ガスガス 24
クォリファイ
1位 アダム・ラガ ガスガス 6
2位 ジェロニ・ファハルド ガスガス 8
3位 アルベルト・カベスタニー シェルコ 8
4位 ドギー・ランプキン モンテッサ 17
5位 マルク・フレイシャ モンテッサ 20
6位 藤波貴久 ホンダ 21
ランキング
1位 アダム・ラガ 50
2位 アルベルト・カベスタニー 38
3位 ドギー・ランプキン 27
4位 藤波貴久 24
5位 ジェロニ・ファハルド 19
6位 マルク・フレイシャ 19
7位 トニー・ボウ 5
8位 ジェローム・ベチューン 5
9位 タデウス・ブラズシアク 2
10位 野崎史高 1

Photo:Pep Segales