インドアトライアル世界選手権「Xトライアル」が新年早々、開幕した。
2015年1月3日、開幕戦はイギリスのシェフィールド。ドギー・ランプキンの出身地に近い、イギリスの伝統のインドアトライアルイベントだ。
Xトライアルではトニー・ボウの連戦連勝が続いているが、その強さは2015年もあいかわらずだ。ボウがモンテッサのライダーとなってチャンピオン連覇を始めたのは2007年からなのだが、モンテッサとボウの組み合わせでは57戦戦い、うち39戦で勝利している。連勝記録も2010年以来、27連勝に上っている。
シェフィールドは西ヨークシャーの工業都市で、19世紀の産業革命の時代には鉄工で栄えた年でもある。シェフィールドのスタジアムは6,000人を収容できる立派なもの。ここに6人のライダーがノミネートライダーとして集められた。これにゲストライダーとして、ふたり。合わせて8人がXトライアル開幕戦に挑む。
毎年このノミネートライダーに選ばれていた藤波貴久は、シーズンオフに膝の手術を受けてそのリハビリ中。アウトドアの成績から、今年のXトライアルにも出場のオファーはあったが、膝の状態をより完璧に回復させるために出場を辞退している。
チャンピオンのボウ、アルベルト・カベスタニー、アダム・ラガ、ジェロニ・ファハルドの4人のスペイン人に、イギリス人のジェイムス・ダビル、それにスウェーデンのエディ・カールソンがノミネートライダーとして選ばれている。
今回はイギリス人のマイケル・ブラウンとアレッシャンドレ・フェレール(フランス)がゲスト。8人のライダーはクォリファイラップと称される1ラップ目で4人に絞られて、4人がファイナルラップの2ラップ目で勝利を競う。
クォリファイを戦っているうちからボウの勝利は疑いようがなく、勝負の焦点は残る3人のスペイン人ライダーのどの二人が表彰台を獲得するか、そして2位となるのは誰か、ということになった。
その戦いを制したのはカベスタニー。カベスタニーは2014年もXトライアルでランキング2位となっているから、連続2位に向けて幸先のいいスタートを切ったことになる。
3位で表彰台を獲得したのはラガ。ファハルドは表彰台を逃したが、インドアでは意外に不運な定位置になってしまうことが多いファハルドのこと、開幕戦での4位は上出来ではないものの、最低限のポジションを確保したといえるのではないだろうか。
優勝したボウは「今回のセクションはやさしめだったので、小さなミスが勝利を逃すことになると思い、ていねいにセクションを攻略した」と語り、初めてのインドア世界選手権を終えたカールソンは「すべてが学習で素晴らしい体験だった。この経験を持とに、自分のライディングをもっとインドアスタイルに合わせたものに進化させていかなければいけない」と語った。カールソンはオール5点でクォリファイを敗退している。
第2戦は1月31日、南フランスの地中海に面したマルセイユで開催される。
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