強いランプキン、強い藤波が帰ってきたか。
6月25日、フランスGPは、ドギー・ランプキンと藤波貴久が同点クリーン差で1、2位を分けあった。
3位はトニー・ボウ、アダム・ラガは4位となって、今シーズン初めて表彰台を逃した。
ラ・シャトレという小さな街での開催となった今回のフランス大会。セクションはとてもとてもむずかしかった。特にニュースでもないが、トップ8をのぞいたライダーが減点100オーバーとなった。チェコのデ・ナシオン代表選手であるスボーダはオール5点で試合を終えた。
1ラップ目、ラガが絶好調。今シーズン、序盤の失敗を取り返して試合をまとめるパターンのおおいラガにしては、異例の滑り出しだった。1ラップを終えてトップはラガ、ボウが5点差、藤波が6点差、ランプキンは9点差で6位と苦戦していた。
試合の流れを変えたのは2ラップ目の第1セクションだった。ラガとボウがここで5点となった。藤波は1点、ランプキンはクリーン。さらに第3、第4でもラガはミスを犯し、モンテッサの二人にとっては、一気に道が開けた展開となった。第4では藤波が5点となりランプキンはクリーン。ランプキンの追い上げが急だ。
勝利は、結局クリーン差の勝負の結果となった。ランプキンが14、藤波が12。これで、藤波は勝利を逃すことになった。アメリカ、日本と、調子を上向かせたい大会で不調に終わった藤波にとっては、なんとしても勝っておきたいところだったが、一方ランプキンとしても、勝ち星のないままシーズンを進めるわけにはいかない。ここでの勝利は、ランプキンにはとても大きな勝利となったにちがいない。
観客は4000人。天気が悪かったにもかかわらず、多くの観客がトライアルを楽しんだ。
ジュニアクラスは二人のスペイン人が表彰台に立った。オリベラスは5点差でジベールに勝利。イギリス人のブラウンは表彰台は得たが、ついにランキングトップを譲り渡してしまった。3人の争いが非常にし烈で興味深い今年のジュニアクラスである。
ユースクラスではアルフレッド・ゴメスが初優勝。2位はロス・ダンビー。これまでの展開とちょっとちがう結果が出て、ちょっとびっくりだ。
世界選手権前日のヨーロッパ選手権では、ポイントリーダーのジェームス・ダビルは7位に沈んでいる。優勝はダニエル・オリベラス、2位はダニエル・ジベール。ユース125出身のこのふたりが、めきめきと実力を身につけてきている。125クラスではアレックス・ウイグ(日本大会アメリカ大会を欠席した)が勝利している。
| Pos. | Rider | Machine | Pen. | Clean |
|---|---|---|---|---|
| 世界選手権 | ||||
| 1 | ドギー・ランプキン | モンテッサ | 52 | 14 |
| 2 | 藤波貴久 | モンテッサ | 52 | 12 |
| 3 | トニー・ボウ | ベータ | 54 | 14 |
| 4 | アダム・ラガ | ガスガス | 57 | 11 |
| 5 | アルベルト・カベスタニー | シェルコ | 62 | 13 |
| 6 | ジェロニ・ファハルド | ガスガス | 66 | 11 |
| ジュニア選手権 | ||||
| 1 | ダニエル・オリベラス | ガスガス | 61 | 12 |
| 2 | ダニエル・ジベール | モンテッサ | 66 | 13 |
| 3 | マイケル・ブラウン | ベータ | 69 | 11 |
| ユース選手権 | ||||
| 1 | アルフレッド・ゴメス | ガスガス | 48 | 12 |
| 2 | ロス・ダンビー | ガスガス | 50 | 14 |
| 3 | ロウレント・モレル | シェルコ | 53 | 11 |


