雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

コマ図ツーリング

ふと気がつくと、この週末は予定がなかった。そう思っていたら、某所でおこなわれるコマ図ツーリングに誘われた。悪い言い方をすれば、無許可で山を走り回る闇ラリー。だけど、乱暴に走り回ってはあっという間に走る場所を失うから、彼らもそれなりに礼儀を尽くしている。そんなのを含めて興味があったから、ほいほいとでかけた。


しかしぼくのマシンは、ロシアから持って帰ってきたままなにもしていないセロー。ブレーキレバーは折れて半分しかないし、クラッチレバーはぐにゃりと曲がっている。リヤホイールのスポークは2本折れていて、なによりドライブチェーンはロシアで切れてしまって、ロシアの力持ちニコライさんが力づくで1駒つめたやつで、いつ切れるかわかんない。しかもこんなチェーンで走っていたものだから、ミシュランラジアルの真中のブロックは、リンクとこすれてほとんど残っていないという代物。コマ図ホルダーにはロシアンラリーの最終日のものが入っているし、燃料タンクは、ロシアで入れたまんま。壊れないで走れたら勲章ものだ。
でまぁ、結論としては、とっても楽しかった。参加者のみんなはtmとかガスガスとかKTMとかで、難所ではその都度うれし苦しむ情況となるんだけど、こちらはなんでもない。腐ってもセロー、山がなくてもミシュランラジアル。
地元との関係も、軒先を通るときには礼儀を尽くして頭を下げてと、きちんとよくやっている。開催も年1回で、参加者たちはそれ以外にこの場所に走りにきたりしないお約束。なにより参加も一見さんはお断り。誰かの紹介がなければ参加できないというシステムが、遊び場所の環境維持を支えているんじゃないかという気がする。
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集合は土曜日の朝、1日中250キロほど走って、日曜日は60キロほど走ってゴール。
ニシマキ的には、土曜日はこのラリーのコマ図のくせに悩んだりして、ミスコースしたりミシュランのフロントのグリップを急になくしたり(ある程度のスピードになったときのサイド部分のグリップって、見るからになさそうだものね)して2度ばかり転んで、少々くやしかったけど、日曜日はみんなと遊べて、楽しかったのだった。
ちょうどトライアルバイクが1台あったので、終わってから伊藤家のトライアル入門講座を開催。みんな、けっこう興味深そうだった。こういうことをやると、トライアルはもっともっと人口が増えるはずのスポーツだなぁと思うのだけど、現実はそれほどは甘くない。