雪は降ったって春は春。シーズンは開幕してます。えいえいおー

通学路を発掘する

まもなく受付終了となります高田島ツートラですが、準備は遅々として絶賛進行中です。

集まりがよくなくて、もはやツートラは開催できないんじゃないかと思ったりして、もうナンバー付バイクのトライアル大会は絶滅危惧種じゃないかとあきらめかけたりしたんですが、泣き言を言ったら参加を募ってくださる方がそこここにいて、ありがたい限りです。でも、参加者、100人くらいは受け入れられるんじゃないか、駐車場が足りないんじゃないか、渋滞しまくりじゃないか、なんて心配してたのは、すっかりたぬきの皮算用で、もうちょっと参加があってもよかろうと思ったりはするのですけど、まずは一応の安心はできました。

作業中の一コマ。歩兵部隊は軽トラで輸送されます。

この大会、ぼくにとっての原点は竜泉洞トライアルで、最近のわかりやすいところでは平谷サンデーファミリーなんですけど、どちらも、誰でもおいでというにはハードコアすぎる。最低限、誰でも走れるコースとセクションをご用意して、みなさまをお待ちしようというのが、コンセプトです。何を隠そう、第1回平谷が開催される時、どんな人がターゲットなの? と伊藤敦志さんに聞いたら、ニシマキくんかな? と言われたんですが、それがどういう意味なのか、いまだにはかりかねています。当時、ちゃんとトライアルを初めてしばし、という段階だったから、そういう意味だったのかもしれないけど。

誰でも走れるというのは、たいへん語弊のある言い方で、トライアルをやってない誰でもが走れるトライアル大会ってのはなかなかない。まぁシティトライアルだったら、セクション全部申告5点なら誰でも走れるかもしれないけど、クラシックなトライアルのスタイルとしては、コースはクロスカントリーであるべしなんだと思うわけです(MFJのトライアル規則を読むと、コースはクロスカントリーであってもなんでもかまわない、となってます)。

奥は平坦な一枚岩盤

高田島ツートラでは、昔々、ご家庭にクルマがなかった時代、隣の家まで飲みに行っていた山道とか、小学生が学校に通うのに近道していた通学路とかをメインにコースにしています。今じゃ薮になっちゃってもう通れないだろうと言われながら通ってみると、意外に道がしっかり残っていたりして、昔の道を掘り起こして修復する作業は楽しいです。一番の障害は山が崩れて道がなくなっていることですが、自然の土砂崩れというより、大規模な森林伐採とか堰堤の工事なんかで昔の道をぶっ壊して新たな道を作ったというケースが多い気がします。

ここはちょっぴり苦労した

締め切り間近だからみんな参加してね、という話をしたかったのに、話が脱線していますが、脱線ついでに、こういう昔の道をつなごうとすると、8割9割はスムーズに道をつなげられるんだけど、残り10mくらいが絶望的になることがままあります。今でこそGPSが使えるから道の探索はずいぶん簡単になったんだけど、平谷の創成期の頃は目視と勘で道をつなげていました。だけどもGPSだろうが勘だろうが、最後の最後で悩みまくるのは変わりません。

今回、お父さんが亡くなった実家を別荘にしてときどき(けっこう頻繁に)お帰りになっているKさんに、かつての通学路を紹介してもらいました。すてきな沢もあるし、道もすてき。今回、当社比でちょっとがんばったルートですんで、ぜひお楽しみください。

誰でも走れるルートに仕上がっているといいなぁ。

お申し込み締め切りは4月16日火曜日。締め切り間近です。お申し込みはこちら(https://www.shizenyama.com/events/12382/)からお願いします。

橋が落っこちていました